みなさんこんにちは!
新潟のクズ技術者のロレンツィオです。
前回に続いて工程管理の経験記述の例文を書いていきます。
↓の過去問集は、解答の解説がわかりやすいのでおススメです。
分野別問題解説集1級土木施工管理技術検定実地試験(2019年度) (スーパーテキストシリーズ) [ 森野安信 ]
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工程管理
【技術的課題】
本工事は○○市道○○線W=4.5mを交通量の増加にともない歩道付き2車線道路W=10.5mに拡幅改良するものであった。
当初計画では、切土を60日間、ブロック積工を45日間で計画していたが、切土作業が遅れたためブロック積工を40日間で完了しなければならなくなった。ブロック積工を40日間で完了するため、工法の選定とそれにともなう経費の算出が課題となった。
【検討した項目と理由、検討内容】
40日間で完了するブロック積工法の選定のため、次のことを検討した。
①ブロックの種類の検討
当初計画の間知ブロックでは作業工程が多く、作業員を増やし対応しようとしたが、作業員の手配ができなかったため、作業工程が少なく作業日数を短縮できる大型ブロックが無いか検討した。
②ブロックの種類の変更にともなう経費の比較検討
間知ブロックに対し大型ブロック等を比較すると材料費は割高になるが、労務費等は、作業日数が短縮できるため安くなることがわかった。どの大型ブロックが一番経費が、かからないか比較検討した。
【現場で実施した対応処置】
間知ブロックを大型ブロック(ヘイべブロック)に変更したことにより作業工程が減り、作業日数で20%短縮できた。また、間知ブロックに対して材料費で15%増加したが労務費等で20%の削減をすることができた。
これらにより、ブロック積工を経費の割増が無く、36日間で完了し工程の遅れを取り戻すことができた。
工程管理の経験記述の参考にしてみてください。
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