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消防団の総合演習の縮小化と必要性について

 


こんにちはロレンツィオです。

新年度になり私のいる消防団も新体制で気分も新たに活動していきたいですが、年度初めは消防行事が多くて週末が埋まってしまいちょっと憂鬱です。

とくにこれからの時期は総合演習という消防団にとっての一大イベントがあり、この行事は市町村内の消防団がすべて集まり団体行動やら服装の点検やら操法やらを行うものです。

今回は消防団の総合演習の必要性について考えます。

あくまで私の地域での話です。

総合演習の必要性について

総合演習の際にどこでもしていることと言えば、入場行進に始まり、市町村長、各議員、警察署長、消防署長などのあいさつ、部隊訓練、人員服装の点検、操法が一般的です。

消防団本来の目的において必要ないことばかりをなぜするのでしょう?

 

部隊訓練

部隊訓練とは20~30人程度で行う団体行進のこと2列から4列になったりしながら会場をグルグルとまわりながら行進するものです。

海の向こうの軍隊の行進をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。

またユーチューブで「部隊訓練」と検索してもらえれば、山ほどでてきます。

この部隊訓練が必要かは考える余地もなく不要です。

なぜなら部隊訓練は総合演習前にちょっと練習した程度の行進なので軍隊や高校球児の入場行進などに比べたらお遊戯レベルです。

そもそも、軍隊レベルの行進ができるようになったからと言って火災時の消火活動のスキルが上がるわけでもないです。

総合演習のためだけに部隊訓練の練習をするんですから時間の無駄です。

ですから部隊訓練は不要と言えるのです。

人員服装の点検

これは団員が二列横隊に並び、点検者が団員を見て回るものですが、何を見ているかは不明です。

並んでいる団員の姿勢や服装を注意しているところを見たことがありません。子供じゃないんだから服ぐらいまともに着れますし、気を付けの姿勢ぐらいできます。

ですからこれも不要です。

操法

操法は大会を別に行えばいいですし全分団が集まる必要があるか疑問です。操法の必要性については消防団のポンプ操法大会って必要?の記事に詳しく書いてあります。

市町村長、各議員等のあいさつ

そもそもこんな挨拶は必要ありません。

言い方が悪いかもしれませんが、年寄りは挨拶をしたがるし、話が下手なので要点のまとまっていない話をダラダラとしゃべって結論もなく終わります。

それが何人も続くのですから、時間の無駄でしかありません。

しかも、話している内容がみんなほぼ同じですから聴く価値すらありません。

総合演習で本部分団などに思うこと

入場行進や、部隊訓練等で本部分団が指揮をとるのですが、号令や立ち位置、敬礼のタイミングなど平気で間違う方もいるので、もう少し訓練していただきたい。

各消防分団の上に立つ人間がヒラ団員にでもわかるようなギコちない動きやミスをしてては示しがつかないと思いませんか?

 

なぜなら各消防分団の上の組織として指導、指揮をするのですから締めるところを締め、尊敬できる人でなければ下の人間はついてこないのは一般社会でも当たり前のことです。

ですから、もっとしっかりできるようにしなければいけません。

 

総合演習ってやらなきゃいけないものなの?

総合演習の内容で消火活動のスキル向上などにつながるものはないのになぜ行われるのか?

やめない理由はこんなところではないでしょうか。市町村行政として総合演習の必要性を議論したことすらないところがほとんどではないでしょうか。

しかし、かたちじょうやらなければいけないのなら、もう少し有意義な訓練になるように色々考えてほしいです。

今のままならやめるか総合演習と言う名の操法大会でもいい気がします。

全国には、技能向上のために色々考えられた内容の総合演習を行っているところもあります。ですが私の住んでいる地域ではやらなきゃいけないから形式上やっているだけです。

ですから、部隊訓練などしかすることがないならいっそのことやめてもいいと思います。

どうせやるなら技能向上が見込める内容に変更した方が参加する消防団員も技術、知識向上につながり、やり甲斐を感じるのではないでしょうか?

まとめ

全国の消防団の中には効果的な総合演習を行っているところもありますが、私の地域ではやる必要性はないです。

消防団の団員確保等が困難になってきた近頃では、行事縮小に向けて市町村と消防団との話し合いが行われるところもあります。

ボランティアの部分が多いとはいえ、年間の活動日数が多いと毎回出席するのも困難になってきます。

消防団は火災の際に水利確保から送水したり、交通整理など最低減のことはできなくてはなりません。

田舎地方ではまだまだ消防団は必要とされていますので、消防団として最低限の活動を行いやすいように変えていくべではないでしょうか。

読んでいただいた消防団の方で、こんな訓練してるとかあれば教えていただければ、うちの消防団でも提案していきたいと思います。

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