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消防団は地域のヒーロー?実はヒーローだと思っている消防団員は危険!

全国の操法選手のみなさん、こんにちは

GWあけから操法の練習が始まるので鬱になりそうなロレンツォです(笑)

よく消防団のPRなどで消防団は「地域のヒーロー」とアピールしていまいす。

PRでのヒーロー扱いはいいですが、まさか実際に消防団員の人で自分は地域のヒーローだと思っている人はいませんよね?

友人

消防団は地域のヒーローじゃないの?

ロレンツィオ以外は(笑)

ロレンツォ

うるさいわっ!

消防団員は本職があるんだぞ

よほど訓練してなきゃヒーローのような活躍なんぞできるか。

友人

お前はクズサラリーマンだもんな

お前が誰かを救うヒーローなんて想像できんわ(笑)

ロレンツォ

一流企業の管理職だからって調子に乗るなよ

事実だけに言われると凹む (涙)

地域の人や子供たちからはヒーローだと思われてもいいとは思います。震災や河川の氾濫などの災害時の避難誘導で消防団がヒーローだと思われていれば誘導はスムーズにいくかもしれません。

しかし、消防団員自身がヒーローだと思っているような人は結構危険で火災の現場で先頭に立ってヒーローになろうとする消防団員は一番危険です。

なぜなら、消防団員はボランティアで活動していますから、各個人の能力はそれほど高くはありません。

能力の低い人がヒーローになろうとすれば、ケガの危険が増してしまいます。

消防団は数の力で能力の低さをカバーしているにすぎません。

消防団員のみなさん、私たちは住民と本職との間に挟まれた微妙な立場です。

災害が起こった場合、レスキューや自衛隊のようなスキルはないし、住民と同じように真っ先に逃げるわけにもいきません。

できることは限られているなかでの活動になります。

友人

肩身の狭い立場なんだな

私が入団したての頃に起きた火災の時の話ですが、現着した消防分団は自分たちで放水を行っていた際に、建物の崩壊にあい筒先を持っていた人がケガをしました。

鎮火後にその話を聞いたときは「結構火の回りが早かったから、運悪くケガをしてしまったんだな」と思っていました。

しかし、後日の点検日に詳細を聞いてびっくりしました。

 

その消防分団が現着した際には、消防士も現着していて本来なら消防士のポンプ車に水を送り、消火を消防士に任せなくてはならないにも関わらず、自分たちで放水し始めてケガをしたそうです。

 

放水する位置などが不適切であったこと、本部の指示も適切でなかったことからのケガだったんです。

 

最近は消防団の本団の人もだいぶ冷静な対応をするようになってきましたが、昔は消防署の消防士が来ているのに本団が、でしゃばって陣頭指揮を取ろうとしていました。

消防士からすれば邪魔をしているようにしか見えなくても、大人の対応をしてくれています。

消防士が何も言わないことをいいことに、自分たちが地域を守っていると勘違いをしている消防分団員は、最悪の場合殉職なんてことになります。

友人

ドラマやアニメでよく出てくる

熱くなって真っ先に死ぬタイプだな

ロレンツォ

お前の会社にもいるだろ

勢いだけで突っ走って大失敗するヤツ

友人

いるいる!

仕事のスキルが足りないのに

勢いだけでミス連発して

クライアントに怒られるヤツ(笑)

ロレンツォ

仕事なら怒られるだけで済むからいいけど

火事場なら最悪の時に死ぬから!

友人

そりゃそうだ

そうゆうヤツはうまく行った時のこと

だけしか頭にないからな

自分のしていることに誇りを持つことは非常にいいことです。

ですが、消防団員として火災の時に地域のヒーローになろうとしてはいけません。

消防団員は有事の際に活躍することもありますが、結果論としてヒーローになるだけで本来は黒子的存在なのです。

マンガでいえば「め組の大吾」の五味署長のような火事を起こさせないように、日ごろから活動するべきなのが消防団員です。

消防士より消防団員のほうが活躍するとすれば、そこは火事場ではなく火災を起こさないように地域への予防火災活動の場ではないですか?

友人

火事がおこらなければ活躍することないけど

本来それが一番いいもんな!

ロレンツォ

地震は止められないし、火事は0には

できないかもしれないけど、なるべく0に

できれば、ケガのリスクも減るしな

友人

最近おまえら遊んでるようにしか見えんのは

火事や災害が無いからなんだな

ロレンツィオ

遊んでるわけじゃなけど

なにもなければそう見えるかもな

友人

遊んでるように見られるのは

シャクだけど、それが一番ってことだね。

いかがでしたか?

私も消防団員として誇りを持ち活動してはいますが、自分の立場やスキルの低さは認めています。

私たち消防団員は消防士と比べ火事場での経験は圧倒的に不足しています。

知識、技術が未熟な人間が現場でデッドラインを踏み越える怖さは、仕事柄よく知っています。

非常勤の消防団員の危険への感受性の低さは仕方ありません。

火事場や自然災害時に何とかしたい気持ちはわかりますが、自分のスキルを過信することなく冷静に活動をしなければ、家族などに悲しい思いをさせてしまうかもしれません。

火災を出さないようにする仕事は、日の目は当たりませんが火事が起きないことが一番大事なことですから、無火災期間が一日でも長くなるように頑張りましょう。

 

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