みなさんこんにちは。
現場に労働基準監督署の職員が来た人ってどれくらいいますか?
私は去年の現場で労基署職員が来ました。そして・・・
もらいましたよ是正勧告書と指導票の2枚を
是正勧告書の内容は鉄骨切断用に使用していたバーナーのアセチレンガスと酸素のボンベが直射日光に当たっている。また、法規ではボンベが40℃以下になるようにしなければならないから直して報告書を出してねってことでした。
使用中の「ボンベに直射日光が当たらないようにする」はカバーをかけるなりして直せますが、ボンベを40℃以下になるようにって・・・
そもそもボンベの温度をどうやって測るんですか?そんなことしている現場があるんですか?あるんだったらやり方教えてください。
そんなことは労基署職員の前では言えないので、現場内に簡易のテントか単管とブルーシートで屋根を付けて、そこに気温計を設置する方法でいいか確認し、後日是正報告書を提出するための写真を撮り、さっそく作業に取り掛かりました。
指導票は法令違反ではないけど、一応直してね程度の軽いものなのでその場でなおしました。数ある玉掛ワイヤーの1本がその月の点検色のテープが張っていなかったので点検をしてテープを張りました。
初めての労基署の訪問にマジで焦りましたが、現場にたまたまいた私の上司は元大手建設会社だったので、動じることなく対応してくれたので助かりました。
ほかにも細かい法令違反はありましたが、下請けさんが労基署職員の目を盗み、シラーと直したり、片付けたり、隠したりしてくれたので現場を止めることをしなくて済みました。
この時、県内で労働災害が多発していて労基署が各発注機関を呼び出して、注意喚起をしていたので、結構やられた現場があり、スーパーゼネコンと地元業者のJVの現場は3日間の作業停止をしたそうです。
街中の現場ならまだしも、人里離れた林道で向かう山の中の現場にも来るなんて驚きで、やることやっていないときほど、労基署や発注元が突撃訪問してくるんだと思いました。
今回のことは労基署が来たことによって事故が無くなったと思えばいいことですし、現場は楽しく真剣にがモットーなので、当然事故があれば楽しくないので労基署の職員に感謝しなくてはいけませんね。
みなさんも楽しく仕事ができるよう安全に気を付け頑張りましょう。