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ベトナム人などの海外実習生暴力事件

建設業者のみなさんこんにちは。

外国人実習生を雇い入れている職場の人ってどれくらいいますか?

最近は法改正に伴い外国人実習生が増えてきているそうですが、たまーに暴力事件を起こしたりする日本人や外国人のニュースを見るとちょっとこころが痛むロレンツィオです。

YouTubeで外国人実習生に酔っぱらった職人ぽいおっさんがベトナム人実習生に絡んで、逆に殴られる動画があったので昔あったことを思い出しました。

実は数年前に私の現場に来ていた下請けさんが外国人実習生に暴力をふるい、事件になったことがあります。

暴力事件になったのは私の現場の前半部分の施工が終わって次の現場に行っているときのことでした。

1ヶ月後の後半戦の時にいつも来てくれる職人と外国人実習生の2人がいないので下請けの親方に聞いたら暴力事件を起こして謹慎中とのこと・・・

動画がネットにアップされているからと親方に見せてもらいました。

その下請けさんは私の現場のつぎに行った現場が県外で泊まり込みで作業するところだったそうです。

事件が起きたのは朝、現場に向かう車の中でのこと。

外国人実習生が現場に向かう車の中で寝ていたら、日本人の作業員に殴られてその時の映像を一緒に車に乗っていた外国人実習生が撮影していました。

その映像を自国の実習生を送り出す機関に提出して事件が発覚・・・。

日本人が殴った理由

殴った職人は20代と若く仕事は一生懸命でテキパキこなし後輩や外国人実習生の面倒見が良く頼りになる存在でしたが、熱くなりやすい一面もありました。

映像を見る限り職人がヤンキーのような口調で大きな声で怒鳴り散らしたら恐怖でしかありません。

外国人実習生は見知らぬ日本で働いていて逃げ場がありませんから、心細い中起きた事件だったのです。

 

どんな理由であれ暴力事件はダメです。

 

私の現場で働いていたときに感じたことは、その外国人実習生は日本語の勉強もほとんどしなく、仕事も覚えようとしていないで、何しに来てるの?って感じでした。

外国人実習生は日本という慣れない環境でストレスがありますから、殴った職人の面倒見の良さに少し甘えが出てしまったのかもしれません。

だからと言って大声で怒鳴ったり、殴っていいわけではありません。

その時、私の現場にはその下請けで他に2人の外国人実習生が来ていましたが、一人は時間があれば日本語の勉強をして、仕事でわからないことがあればしょっちゅう聞いてきました。

もう一人はそこそこ勉強しそこそこ仕事をする感じで、三者三葉だとみていました。

よく勉強する人を見ていれば、怒りたくなる気持ちもわからなくもないですが、やはり相手の立場を少し考えることができれば起きなかった事件です。

現場から車で1時間のところにアパートを借りていて、仕事中も寝泊まりの時も一緒にいたので、ふだんより一人一人の違いがよく見えてしまったと思います。

お互いなれない環境で一日中、他人といると気を使いストレスもたまってきてしまいます。

 

後半の施工も終わりかけたころに現場復帰して、人手が足りない中迷惑をかけたと自分から現場事務所に来た時に少し話す機会があり、その職人は逃げ場のない環境で自分のしたことは恐怖でしかなく、自分が言葉の通じない国で同じように仕事ができるとは思わないと言っていました。

いまでは外国人実習生の指導役をかってでてがんばっているそうですが、自分は中卒でバカだから日本語は教えられないけど、仕事は丁寧に教えるように心がけているそうです。

外国人実習生の中には人として扱われないような会社も多々あり、頻繁にメディアに取り上げられていれば少しは改善されていくのかもしれませんが、なかなか一時の報道で終わってしまうのが現状です。

現場は楽しく真剣にできるようにしていきたいですね。

 

 

 

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