みなさんこんにちは!脱毛で爽やかライダーを目指しているロレンツォです。
先日、SR400の値下がりを書きましたが、早くも価格崩壊になってますね。
買取価格も下がりはじめ、アニバーサリーモデル以外はじわじわと下がってます。
SR400を少しでも高く売るなら買い替えがベストとなってます。
SR400の価格崩壊の根拠
SR400の価格崩壊が始まっているの疑う人もいると思うので根拠を2つほど述べたいと思います。
買取価格の下落
まず、買取価格が4月頃から下がってきています。
これは、業者オークションに参加している友人が教えてくれました。
買取価格が下落傾向とは言うもののまだまだSR400バブルであることは間違いないですが、昨年から今年の3月までとは違い1割ぐらい安くなってきているそうです。
3年前に1,500台以上あった中古車が半分になり、ネットに掲載する前に売れるのも含めればものすごい数のSR400が売られたわけで、そろそろ需要も落ち着いてきて来ています。
最近では、中古車在庫も700台~800台と安定してきますから、仕入れればどんなバイクも売れるという図式ではなくなって来ています。
当然在庫車両は、経費もかかりますから売れない車両を無理して仕入れることはしなくなり、顧客の要望があって初めて仕入れるという従来の図式に戻りつつあります。
こうなると業者オークションの落札価格は少しずつ下がってくるのもうなずけます。
業者オークションの価格が吊り上がるには、全国的人気車種となり、需要も全国的でなければなりません。
一部のマニアが欲しいだけでは、全車種の中でもトップクラスの在庫数のSR400が、こんなにも値上がりするわけはないです。
ある程度欲しい人が買って、需要が落ちれば値下がり傾向になるのは在庫数が多い車種の宿命です。
年間1,000台ほどの生産が普通だったSR400が最終モデルで5,000台以上売れたわけですから需要もなくなってきて当然ですよね。
こうなると一部の記念モデル、いわゆる限定車がなんとか価格を維持できるだけであとは供給過多になってきています。
高価格で仕入れたSR400が高価格で残っている状況ですので、買取価格も下げざる得なくなっているということです。
新古車並みの中古が溢れてきた。
gooバイクを見てもらうとわかると思いますが、SR400のファイナルエディションの中古が溢れ返って来てますよね?
相場は2020~2021年モデル、走行距離5000Km以内の車検付き極上車の価格が70万前後で出ています。
SR400に強いこだわりがある人なら、2型、3型のキャブ車を選ぶかもしれませんが、見た目で選んだバイク初心者などは不具合も少ないFI車一択になると思います。
そうなると低年式の故障リスクの高いキャブ車よりFI車のほうがいいわけですから、新車に近い高年式低走行を探しますよね。
キャブ車の程度のいい車両でも55万~70万はします。キャブ車は2008年式が最終ですよ?14年も前のバイクに高年式低走行車と大して変わらない価格です。2009年式以降のFI車でも55万~70万が相場で、走行距離が同じぐらいでも5万くらい高い程度です。キャブ車に拘りがない一般ライダーがわざわざ手のかかるキャブ車を選ぶわけないですね!
新古車70万、高年式FI車65万、キャブ車55万~65万とバイクの状態にほぼ関係ないく価格の差がほとんどない状態になってます。
限定車が100万オーバーとなっている以外に、中古車の年式別の価格差がなくなり始めています。
年式が10年以上開けば20万以上の価格差が出るのが普通です。大型バイクになれば50万円以上の差が当たり前なのにSR400は、最終モデルと2001年式以降の価格差は20万あるかな?程度です。
これは、短期的な需要の高まりと価格上昇が急激に起きたこと、元々の在庫数が多いことで、需要が下火になり、高年式のプレミア価格での販売も頭打ちになったことなどの複数要因で価格がなくなってしまったのです。
年間1,000台前後の車種が、最後に5,000台以上と異常な出荷台数になれば、最終モデル人気で新車注文したけど、やっぱり経費もかかるから手放す人も相当数います。
そうなると例年販売1,000台が乗り続ける以外の半数以上は車検前に手放しますよね。
そうなると少なく見積もって2,000台は来年ぐらいまでに中古市場に放出される。となると、程度の良いSR400であふれ返り、価格も上げられません。ましてや半導体不足も来年以降には落ち着き始め、人気のレブルやSS系など新車も出回るようになります。
SR400は最終モデルと言っても最終生産が5,000台以上と多すぎましたね。
バイク人気で普通自動二輪免許を取る人が増えていますが、現行ネイキッド、SSが人気車種の中心です。その中でSR400は、人気はあるものの一過性の人気に過ぎません。
人気の理由はオールドルックの見た目と価格が安かったからです。それが高騰しすぎて新規免許取得者には敬遠されています。
そのため、新車価格以上の中古車が敬遠され、所有感も一過性だったSR400は高年式低走行車が溢れるようになってきたのです。
SR400の買い時はいつごろか?価格帯は?
バイクブーム前の価格に戻るには2~3年かかりますが、今年の冬以降であればまあまあな価格になってくると思います。
年式別の価格で言うとFI車の20015頃~2017年式の低走行で55万以下ぐらい、2009年~2015年式で45万ぐらいなら買いです。
本来の価格帯で言えば、各年式でもう10万前後は安く買いたいところですが、高価買取車両がある程度はけないと難しいと思います。
キャブ車でいえば、2001年以降の3型で40万前後が目安です。
中古車の注意点(キャブレター車)
キャブ車の注意点は、キャブレターが社外品に変わっていたり、エアフィルターが無いカスタム車両は止めましょう。特にバイクを自分でいじれない人はノーマル車一択です。
キャブレターがCRやFCRといった社外品の場合、キャブレターの調整が必要になってきます。それをバイク屋にいちいちお願いすると高くつきます。ましてセッティングは季節で変えないと調子が悪くなったりします。
エアフィルターが無くファンネル仕様は、ピストンシリンダー内に砂埃などが入ってしまい、故障リスクも高いです。
かっこいいからレース用キャブにしたい気持ちもわかりますが、故障がいつ起こるかわからないバイクは初心者におススメではありませんよね。
特に2000年以前の2型と言われるSR400はカスタム車両として大人気だったことから、素人カスタムで程度の良いものを見分けるのは難しいです。
低走行極乗車とうたっていても、スピードメーターを交換されて過走行されて、中古市場に出回る際に低走行の純正スピードメーターに戻された車両なんかもあります。
車検時に走行距離の記載が義務化されたのは、ごく最近ですから、低年式車両は走行距離改ざんなんて当たり前と思ったほうがいいでしょう。
中古車の注意点(FI車)
FI車の注意点としては、カスタムの幅がキャブ車より少ない点です。
マフラー一つにしてもFI車は排ガス規制対応のものが少なく、適合外のマフラーを付けるとパワーダウンしたりといいことがありません。
燃料タンクもキャブ車と構造が違う(燃料コックに電子機器などいろいろ付いている)ため、ノートン仕様にしたいからアルミタンクを探しても、社外タンクのほとんどはキャブ車用のため、FI車用のカスタムタンクはほとんどありません。
FI車はノーマルで乗りたい、トコトコのんびり走りたい人には、素人カスタムされた怪しい車両が少ないので、故障も少なくお勧めです。
SR400しか勝たんという人以外は待ちの一手が正解
SR400は球数が多い分、車両状態も様ざまで、もう何が何だかわからくなっています。正直バイク屋さんもSR400の適正価格がつかめないから、オーダー以外では仕入れたくないそうです。
年式差20年内の車両価格差が20万円以内なんてありえないですから、誰も経験したことのない状態で、街のバイク屋さんはブームに乗って高値を付けるわけにもいかず、仕入れられません。
いつ暴落するかわからな車両をブーム前の倍の値段で仕入れて、売れ残り在庫車になれば大赤字ですから..
ユーザーも60万も出して買っても来年以降同じ程度の車両が40万で売っているなんて可能性が大きいとなると、なんか損した気分になりますよね?
どうしてもSR400じゃなきゃヤダ!生涯SR400に乗るんだ!って人以外は今は待ったほうがいいでしょう。
来年以降は価格も落ち着きますよ!
値上がり傾向な車種
最後にじわじわと値上がりしている車種を数台書いておきます。
- ハーレー スポーツスター
- ホンダ CB1100系
- レブル1100DCT
ここのところじわじわ上がって来てる中でハーレーのスポーツスターの中でも883R、1200R系です。アイアン、フォーティーエイトなどは高値安定を突き進んでる代表車種モデルです。
ホンダCB1100系はファイナルエディションということもあり最後の空冷4気筒で人気がでていますし、レブル1100もDCTモデルはバイクブーム中の新車販売開始ということでタマ数が少なく10台前後で新車価格以上で取引されていてあと数年は中古購入は止めたほうがいいと思います。
Z900RSは今後値下がりし始めるモデルになります。毎月10台前後の在庫数増加で最近は250台を超えてきてます。
400台を超えたあたりから、じわじわ値下がりを始めると思うので、この秋以降に値崩れが始まるのではないでしょうか。
バイクは資産価値で買うものではないので、欲しい時が買い時なんですけどね。
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