令和のゲス現場監督のロレンツォです。
今回は測量の仕方について書いていきます。
レベルは見れるけど、計算の仕方がよくわからないな。
野帳にどうやって書いたらいいんだろう?
こんな疑問に答えます。
オートレベルを使った測量の仕方を
サルでもわかるように丁寧に説明するよ
用語解説が不要な人はスキップしてね。
用語を覚えよう
まずは測量の仕方の前に使う言葉を覚えてね。
測り方だけ知りたい人は飛ばしてください。
- B・M(ベンチマーク)
- BS(バックサイト)
- FS(フォアサイト)
- IH(機械高)
- GH(地盤高)
- FH(計画高)
測量で使うのはたったの6つです。
B・M(ベンチマーク)
土木の測量では必ず図面上(平面図)に基準の標高があって、「B・M784.45」とか書かれています。その標高を基準に高さを測っていきます。
「B・M784.45」なら、図面上のマーク̻☒の位置が標高784.45mということになります。
BS(バックサイト)
BSはB・Mにスタッフを立てて高さを見た時の数字をいいます。
測量時に基準の高さをレベルを覗いて見た時の数字で、レベルを設置して最初に見た数字のことになります。
FS(フォアサイト)
FSは測りたいところにスタッフを立てて高さを見た時の数字をいいます。
レベルを設置して2回目以降に見た数字のことになります。
IH(機械高)
IHは電気コンロのことではありません笑
B・Mにスタッフを立てて高さを見た時の数字(BS)とB・Mの標高を足した数字がIH(機械高)になります。
測量はこの機械高を基準に進めいていきます。
GH(地盤高)
GHは言葉の通り地面の高さです。
水準測量はこのGHを求める方法です。
FH(計画高)
FHはこれから工事で造ろうとする構造物などの高さのことです。
測量手順
測量手順は次の通りです。
- オートレベルの設置
- 野帳の準備
- B・Mにスタッフを立て数字を読む。
- IHの計算
- 測りたいところにスタッフを立てて数字を読む
- GHの計算
の順番で測量を行います。
オートレベルの設置方法
説明用の写真が無いので今回は省略させてください。
すいません。
オートレベル、設置で検索すると測量機器メーカーが丁寧に写真付きで説明しているのでそちらを参考にしてください。
野帳の準備
測量を始める前に野帳にこのように記入して下さい。
次に図面上にあるB・Mの標高を赤丸のところに記入します。
今回はB・Mの標高を121.00と仮定して進めていきます。
現場では標高がわかっているとこなら
どこでもB・Mにしていいよ。
B・Mにスタッフを立て数字を読む
スタッフメモリは写真のようになっていて黒い四角が5㎜です。
右側の数字は最少単位がcmですので、95と書いてあるところは95㎝となります。
測量の時はレベルを覗いたときに中心に水平線があり、その水平線がどこにあるかを読みます。
測量では㎜まで読むので、黒い四角の中間に水平線が来たときは、目測で読みます。
自分の感覚で黒い四角を5等分して読みます。
この時の数字を赤丸に記入します。
IHの計算
測量はIHを基準に考えますので、レベルを覗いてる高さ(標高)を知る必要があります。
B・Mより0.955m高いところを見ているので
計算式
IH=B・M(121.00)+B・Mを読んだ数字(0.955)
図にすると↑のイメージです。
この計算で出した数字がIHになりますので野帳に記入します。
野帳の赤丸のところに記入します。
一段ずらすのは、後で計算するときに間違わないようするためです。
ロレンツォはよく間違えるので(笑)
測りたいところにスタッフを立てて数字を読む
測ったところは測点と呼んだ数字を野帳に記入していきます。
※この時の数字は野帳のFSのところだから間違えないようにね。
計算は後で、まとめてしますのでまずはどんどん図っていきましょう!
いちいち計算しているとスタッフを持ってくれてる
作業員を待たせてタイムロスになるから
どんどん測っていこうね。
GHの計算
測ったところの標高を計算していきます。
見ていたところ(IH)より測ったところが0.255m低い
計算式
GH=IH(機械高)-FS(測った測点の数字)
測点№1なら
GH(121.700)=IH(121.955)-FS(0.255)
このようになります。
野帳のGHのところに記入して残りも計算していきます。
まとめ
最初は計算に時間がかかったり、間違えたりしやすいので慎重に確認しながら頑張ってください。
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