建設業界人はタワーマンションを買わない理由!デメリットを暴露

建設業界の異端児ことロレンツォです。

タワーマンションに憧れている人には申し訳ないですが、建設業界人はタワーマンションは買わないってご存じですか?

なぜなら、建設業界で働いているとタワーマンションのデメリットを知ってしまうからです。

土木屋のロレンツォでさえタワーマンションの重大な欠点をよく耳にしてしまうくらいデメリットだらけのタワーマンション。

ロレンツォはいくらお金があっても買うことはないです。

タワーマンションは賃貸を強くお勧めします。理由は後ほど。

まずは住んでいる人の意見をネットでかき集めたタワーマンションの欠点を紹介していきます。

デメリットその1.生活するのに非常に不便

憧れのタワーマンションですが、住人アンケートで「もう一度タワーマンションに住みたいか?」との問いに「はい」と答えた人はなんと1.8%しかいませんでした。

日本では「住めば都」なんて言葉が昔からありますが、タワーマンションに限っては都にはならないのが現代の日本です。

エレベーター激混み問題

タワーマンションは坪面積当たりの住人が非常に多く(当たり前ですが)通勤、通学の時間帯はエレベーターが激混みして部屋をでてからエントランスに行くまでに時間がかかるんです。

なぜなら、なるべく多くの部屋を売りたいディベロッパーからすれば、お金にならないところを削り、エレベーターの数は必要最小限にするからです。

もちろん億ション以上の超高級マンションはエレベーターの数も多めに設置されていますし、住人は時間的余裕がある人が住んでいるので気にもなりません。

タワーマンションの中には高階層専用のエレベーターがあったりもしますが、それでも数が多いわけではありません。

しかし、通常のタワーマンションは1階当たりの部屋数を確保したり、面積を広げたり、魅力区的な共用部を造り販売価格をあげるため、住んでみないとわからない部分はお金をかけません。

ですから、ピーク時の利用者数を考慮しない設計になっていることが多いため、通勤時にエレベーターが激混みする問題がおきます。

ゴミ出し問題

億ションであれ、一軒家であれ、人が生活すれば必ず出るのが「ゴミ問題」ですね。

24時間いつでも出せるのがタワーマンション良いところって思ったら大間違いです。

なぜなら、いつでも出せるということは生ゴミを出しても回収までの時間悪臭を放ち続けることになります。

しかも、分別が行き届かなく、どんなものでも混ぜてゴミ出しする人も多くなり、ゴミで住民トラブルになることもしばしばあります。

洗濯もの部屋干し問題

タワーマンションはベランダで洗濯物を干すことは禁止されています。

なぜなら、タワーマンションは風の影響を非常に受けやすく、高階層になればなるほど風が強くなるため、洗濯物をベランダに干すと風で飛ばされ地上に落下するからです。

しかも、物置代わりにベランダを使用することも飛来落下による事故の危険性があるため使用できません。

一人暮らしならさほど気にもならない部屋干しですが、家族で暮らすと洗濯物の量が増え、室内が1年中湿気を帯びてしまうため、カビや、菌の繁殖に繋がる恐れがでます。

また、タワーマンションは直射日光を受けやすく、秋でもエアコンが必要になるぐらいしない温度が高いため、高温多湿になりやすい環境と言えます。

ですから、洗濯物の部屋干しを嫌がる人には向かないのがタワーマンションです。

宅配物の受け取りが面倒

タワーマンションには常設されていることが多い宅配ボックスですが、重いものであったり、大きいものはできるだけ、玄関まで持ってきてほしいものですよね。

しかし、宅配業者がエントランスからあなたに連絡をしてから、玄関まで来るのに待てど暮らせど来ないなんてことも結構あります。

なぜなら、宅配業者はあなたの住むタワーマンションのほかの住人の荷物も一緒にもってきますから、戸数の多いタワーマンションでは、宅配待ちで待ちぼうけなんてことはよくある話です。

ですから、宅配物の受け取りが面倒なのです。

階層格差問題(タワマンヒエラルキー)

住む階層によるカースト制度が暗黙の中で出来上がります。

なぜなら、タワーマンションは高階層に行けば行くほど販売価格が上昇し、高階層=お金持ちの図式が成り立ち、高階層の人間が発言力を持つようになる。

ドラマの「砂の棟」の内容はドラマの中の作り話ではなく、現実で起こっているタワーマンションの大きな問題になっていて大手ディベロッパーなどでは業界タブーになっています。

 

しかも、ネームバリューのある都市部やベイエリアなどでは、階層格差が強い傾向にあります。

 

これは、地方出身者などが成功の証として購入しているケースがおおく、豊洲などのネームバリューがあるタワーマンションの住人アンケートによると東京生まれ東京育ちの人はごく一部で、そのほとんどが地方出身だそうです。

 

買える階層=成功の証を金額に変換した数字になり、逆に言えば自分より上の階層は自分よりももっと成功している人と言えるわけです。

 

ですから、これにより優越感や劣等感に拍車をかけ無意識のうちにタワマンヒエラルキーが出来上がるのです。

騒音(問題)トラブルは低層マンション以上

高額なタワーマンションだから低層マンションより防音しっかりでしょと思われがちですがそうでもないんです。

 

これには構造上のハッキリとした理由があるんです。

 

低層マンションは柱をはじめ壁、床などが鉄骨鉄筋コンクリートでつくらていますが、タワーマンションは建物全体の重量が軽くなるよう設計するため、柱と床は鉄骨鉄筋コンクリートを使用し、壁は軽量のパネル材などで仕切ります。

 

このパネル材が騒音に弱いんですよ。

 

なぜなら、パネル材は防音、遮音の効果がコンクリートに比べて数字上は同程度とされていますが実用上は低くいんです。

 

防音、遮音設備は非常に高額なため、目に見えないところにはお金を掛けません。

 

低層マンションでもタワーマンションでもモノがぶつかる音(固体音)はあまりかわらないです。しかも昔から騒音トラブルの原因とされている固体音は気にして対策(床に絨毯など)をしているためにトラブルになりにくいです。

 

しかし、テレビや音楽の音などの空気音はパネル材を使っているタワーマンションのほうが響きやすい構造になっているので、タワーマンションだから防音もしっかりしているだろうと思っているとトラブルになります。

 

また、タワーマンションは富裕層が多いため、ホームパーティーなども比較的多いとされ、騒音トラブルの原因となることも。

 

アンケートによれば、30階以下のマンションでは騒音トラブルは少なく、30階以上のマンションでは騒音トラブルは多い調査結果があります。

 

ですからタワーマンションに住むさいは、低層マンション以上に気を使わなくてはいけないんです。

共用部が使えない

どんなに豪華なパーティールームなどの共用部があったとしても手軽に使用することはできません。

 

なぜなら、共用部を使用したい時はあなた以外の多くの人も使用したいので抽選などで決めるからです。

 

休日はどこも込み合う娯楽施設と同様ですので詳しい説明はいりませんよね。

会議などで話がまとまらない

タワーマンションに住む人は見栄の塊の人も多く、成功者であるがために自分の考えを強く押し通そうしたり、マウントの取り合いで話が進まないなんてことが多発する。

 

このあとにも書きますが大規模修繕の時など最悪です。

 

欠点その2.コスパ最悪

ここからが建設業界人が身に染みて知っているタワーマンションの闇の部分です。

 

合理主義の人間から言わせれば見栄をはるためだけのものでコスパは最悪です。

 

もちろんお金に余裕があってみんなを招待したりして楽しむ人にはいいと思います。そうゆう人は賃貸の人がほとんどですが…

 

なぜコスパ最悪なのか?

資産価値が低い

資産の大半は土地の価格になっているので、建物自体の価格はよほどのことが無い限り右肩下がりが大半で購入5年以内に30%は価値が下がることも…

 

ましてや同じ土地の面積であっても所有者数の多いタワーマンションは一人当たりの価格が下がってしまいます。

 

再開発地区の新築タワーマンションを買ってその後のインフラ整備により価格が上がるようなところは、有能な投資家たちに買われてしまい賃貸物件になることがおおいです。

 

車に例えるな昔の外車のようなもので買うときは国産車よりも高いのに売るときは激安になりやすいのがタワーマンションです。

管理費が割高

管理費が割高と書きましたが割高の域をはるかに超えます。

なぜなら、通常のマンションに比べ豪華パーティールーム、ジム、プールなどの共用部の管理費用、コンシュルジュなどの費用も上乗せされるため使用の有無に関係なく管理が高くなります。

 

使うかわからない施設の管理費を払わなくてはいけないので、割高感がもろに出てきます。

修繕費用がメチャ高い

修繕積立金があるからと簡単に考えてはいけません。

 

購入時に説明された修繕積立金で済むところはほとんどないと言っていいです。

 

なぜなら、修繕積立金は実際その時になってみないとわからないので、購入者に説明するときには安く言っておくからです。

車でも家でも10年後、20年後にどこが壊れかなんて誰もわかりません。

 

ましてや物価の変動や賃金の上昇など予測できません。

 

考えてみて下さい今から20年近く前に買った人に2020年に東京オリンピックが来て、修繕を行う職人不足になるなんて予測できましたか?

 

東京オリンピックや天災による復旧工事で資材や職人の単価は高騰しています。

 

修繕積立金なんぞは平均的な目安であって、足りない部分は住人に一時金として負担させるのが一般的です。あくまで目安です。

 

タワーマンションは低層マンションに比べ、同じ施工内容であっても金額が跳ね上がります。

 

足場を組むにしてもタワーマンションは高すぎるため、金額が高く施工期間も長くなり何をするにも割増しになってしまうのです。

 

さらには、低層マンションの大規模修繕サイクルに比べタワーマンションのサイクルは短く、一回当たりの修繕費も高いんです。

修繕が出来ずスラム化して資産価値が下落する

修繕費用は当初予定より高くなるのはさっき説明した通りです。

 

この時に問題になるのが追加費用の支払いを拒む人が出てきて、修繕ができないでどんどん劣化が進み資産価値が維持できなくなるということです。

 

修繕費は積み立ててあるけど、足りないからすぐに出せる人はそう多くはありません。

 

現金一括で買えるような人は極少数で、ローンの返済や子供の養育費などが毎月ある中でライフプランを大きく超えた出費に払えない人も…

払わない人の分を負担をするような人物好きはいませんよね。

管理費や固定資産税、修繕積立金などが払いきれず退去する人も出てくるともうお手上げです。

 

入居者がある程度いることを前提にしています。

 

人がいなくなれば管理も手薄になりサービスも悪くなる。

 

悪循環に入ってしまうと歯止めが利かず、資産価値が暴落するところも出てきています。

どんなに話し合っても方向性が決まらない会議のになるのは先ほど説明した通り。

タワーマンションを購入するに向いている人

これには2通りしかありません。

 

それは、投資目的で賃貸、民泊などのビジネスビジョンがしっかりしていて運用ノウハウなどのスキルを持っている人、お金が余るほどあり別荘替わりで見栄を張りたい人のどちらかになります。

まとめ

いかがでしたか?

タワーマンションは2000年ごろから人気がでて建てれば儲かる、建設業界のドル箱でしたが修繕サイクルに入った今、欠点が浮き彫りになってきました。

 

今後新しい工法で低価格で購入、修繕ができるように大手建設会社には期待されていますが、それが実現できるのはまだまだ先の話です。

 

今の段階でタワーマンションに住みたいと思うなら、間違いがないのが賃貸です。

 

収入やライフスタイルの変化に合わせ、いつでも引っ越すことができるからです。

 

タワーマンションは新しいライフスタイルであるがためにトラブルが多く、まだまだ問題点が明るみになっていないところや、対策が十分にできていないのが現状です。

 

「タワーマンションごとき靴の買い替えレベルで買えるわ」って人以外は良く考えてから決めてください。

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消防団に求められるスキル、体制の理想と現実

みなさんこんにちは。ネオン街が大好きなロレンツォです。

先日、新年度体制の会議が行われ団員数減少と参加行事の多さに頭を悩ませましたが、少数精鋭で活動していこうとなりました。

水害や震災、火災などの有事があるたびに対策およびスキル向上のための講習や研修会が行事に盛り込まれていき行事が増えていきます。

有事のさいに対応できるようにすることは消防団として必要なことですが、非常勤特別職の地方公務員(ほぼボランティア)は、はたしてどこまでのスキルを求められているのか疑問です。

今回は消防団としてのスキル、体制の理想と現実について考えます。

消防団としての理想のスキル、体制とは?

消防職員と同等のスキル、連携が取れれば通常の火災の時は理想的だと思います。

また、各地域の特性による災害対策、対応ができることも必要でしょう。

有事の際に出動可能人数を確保していることも重要です。

このようにどんな災害にも対応でき、被害者ゼロにできることが消防団としての理想だと思います。

消防団の現状

消防団員は消防職員とは違いひと月に数回集まって、機械器具の点検等をする程度しか活動していませんから、出来ることには限界があります。

消防職員は職業ですから、日常から訓練などを行って日々スキルアップをしているので、消防団員が同等のスキルを身に付けるのは不可能です。

消防団員の訓練と言えば操法が基本で実際の消火活動に必要な動作等はごくわずかな為、操法がどんなに強くても実際の火災現場では役に立ちません。

年間に数回の駆けつけ訓練等は行われていますが、現状では火災時の消防団はお手伝い程度の能力しかないということです。

行政はいろいろなイベントを主催し、技術向上をうながしますが成果に結びついていないのが現状ではないでしょうか。

消防団はどうするべきか

スキル、体制において上を見ればキリがないですが下を見ても同じことです。では消防団として最低限の活動ができるようにするべきことを考えます。

火災予防のための活動

そもそも火災が起きた時のことを考える前に、起こさないためにどうするか。そのための活動を行うことが一番大切なことです。

春と秋、年末年始の火災予防運動だけで地域の人に火災の怖さや、火災予防の意識を高めてもらえるわけではないです。

消防だよりの作成や避難訓練なども、もちろん大切ですが習慣化した行事では火災予防の意識を高めてもらうことは難しいのではないでしょうか。

消防団として消防職員より勝っているところがあるとすれば、地域住民とのコミュニケーション力じゃないですか?

もちろん消防職員はプロですから説得力はあると思いますが、住民との間には越えられない壁があります。

消防団は地域の一員ですから隣近の人たちとの交流の場で消防職員より一歩踏み込んだ話ができ、火災の危険性やその他の災害の注意喚起により防災意識を高めてもらうことにつなげられます。

水利の点検と場所を覚える

地元火災の時に水がなければ火は消せませんから、どこにどんな水利があるのか、水利間のおおよその距離などを覚えておくと火災現場から送水に必要なホース、ポンプの数が把握できます。

また、自然水利は時期により水量が変わりますし、夏季は草刈り冬は雪堀りなど、いつでも水利を使用できるように整備が必要です。

消防ポンプの使い方

消防ポンプは送水の仕方がいろいろありますが、まずは基本となる一台で放水できるようにし、中継の仕方までは覚えておく必要があります。

小型ポンプでの媒介中継、ポンプ車の吸管2本、送水口からホース4本使用など、いろいろできますがほとんど機会はないですし基本をしっかり身に付けることを優先するべきです。

火災現場付近の交通規制箇所の方法

火災時の消火活動を行う際に野次馬や一般車両の通行などは消火活動の妨げになり鎮火を遅らす原因です。

消火活動を行う範囲の規制を素早く行うことで、近隣消防団が応援に駆け付けた際には誘導し早く消火活動に入れるようになります。

まとめ

いかがでしたか?

災害が頻繁に起こる中、消防団員に求められるものが多くなってきていますが、各団員のスキルが突然に飛躍的に上がることはありません。

有事の際に消防団がヒーローになる必要はないので、消防団員として最低限のスキルを身に付けて足手まといにならないように頑張りましょう。

消防団のメリットを団員歴約20年のオヤジが解説するよ

そもそも「消防団ってなに?」って人もいると思います。田舎に行けばわかる人もいますが、都会暮らしの人からすると馴染みが薄く消防署消防団の違いがわからないと思います。

ざっくり説明すると消防団とは普段は本職(サラリーマン、自営業者など)をしていて火災時において消火活動等を行うボランティア団体です。(その他災害時にも対応しますが、ざっくりだとこんな感じです)

田舎に行けばかなりの確率で消防団に誘われますが、消防団が何かよく知らないで勧誘されるがままに入団している人もいると思います。

今回は、社会人一年目から地元消防団に入団して約20年の私が消防団活動を振り返って経験と愚痴を交えてメリット・デメリットを上げていきます。

消防団に入るメリット

人によってはデメリットと思う人もいるかもしれません。

人とのつながり(人脈作りの場)

気の合う仲間や職種の違う仲間ができる。

知らない田舎に引っ越したりして顔を合わせて話せる知人がいない人には、住んでいるところの習慣などの相談や、新しい仲間づくりをするうえで一番手っ取り早い方法ではないでしょうか。

子供がいれば、保護者会などでつながりを作り広げていけるので、独身限定かもしれませんが。

町中の知り合いが増えると困ったときに頼りになります。

私が消防に入って最大のメリットだと感じていて、今では地元のいろんな人と繋がりがあり、メンドクサイ消防団活動があっても楽しい生活になっています。

格安で旅行やお酒が飲める

旅行やお酒の席に否定的なブログをよく見かけますが、私は楽しくて大好きです。うちの分団はお酒が飲める人も飲めない人も旅行のために一年間みんなで頑張っています。

お酒の飲めない人に、無理やりお酒を飲ませるようなバカな消防団もいまだにあるらしいですが、ごく少数だと思います。

 入団当初は、お酒の席が苦痛でした。お酒はたいして飲めないし同世代がいない中で最後まで(午前様はしょっちゅう)残って片付けをして帰っていましたし、旅行も同世代がいませんから会話が続かなくてお酒の席や旅行の最後は孤立してました。

20年前は当たり前でしたが今はそんなことなくなりました。

しかし、苦痛なことばかりではありませんでした。

20歳そこそこの若造のくだらない話をみんなで盛り上げてくれたり、足りないとこを教育してくれたりと楽しいこともありながら、ひよっこ社会人を成長させてもらいました。

時間の使い方が上手になる

仕事の時以上に時間の使い方の練習になり、今では仕事のも役立っています。

消防団に入りたてのころは独身で実家暮らしでしたので時間に余裕がありました。消防団の行事は年間予定が早々に決まっていましたから、急な地域の行事の協力要請にも自分の予定を変え参加できていました。

 

また、20年前は団員数も多く、当時は平団員の若造でしたから彼女優先、仕事優先でも先輩たちがフォローしてくれてました。

しかし、先輩達は退団し新入団員がいない年が増え、徐々に団員数が減少した今では、いくら仕事優先とはいえ行事に毎回参加が当たり前です。

消防は大事といっても家庭や仕事を放り投げてはいけません。

消防を優先しすぎると職場環境や家庭の崩壊につながります。

 

ではどうするか?火災の時は別としてこれは仕事にも言えることでが、段取りして時間をつくるしかないんです。

私も100%完璧にできてはいませんが、年間行事予定があらかじめ分かっているわけだから、仕事やそのほかにやるべきことを終わらせ時間をつくれるように段取りをすることです。

私が住む消防団は各分団長が一丸となって行事を減らしてくれてるので、負担が減ってきています。

デメリットを身をもって体験できる

メリットになるかわかりませんが「百聞は一見にしかず」で身をもってデメリットを知ることができます。

デメリット

やたらと時間を拘束される。

月2回の定例、春と秋の火災予防週間、冬季の消火栓の点検(雪かき)降雪日の消防小屋の雪かき、消防行事、操法の練習、その他を含めると年間50回~70回以上、最低1時間、最大1日は拘束されます。

家庭等に負担がかかる

子供が産まれたばかりの家庭などは特に負担が大きいと思います。実際に近所などで火災が起きて消防団が活動している姿を見れば理解もしてもられるかもしれませんが、火災が起きては困ります。

また、近年は昔より火災原因に対する安全装置や予防火災が普及し火災が減ってきているので、火災現場で消防団の活動を見ることがなくなっています。

ですから、家族の理解は得られないもとして淡々と活動していくしかありません。

無駄な行事が多すぎる

上の「やたらと時間を拘束される」と重複するところもありますが、年度初めは毎週のごとく(最近は行事自体の数は減少傾向になっていますが)無駄な行事のオンパレードです。

時代にそぐわない消火体制

火災出動時に地元消防団の水利確保や車両規制など人に頼伎る得ないこともありますが、出動、現着、人員などの無線報告は今のIT、AI技術を使えばもっと合理的に消火活動ができるのにアナログ的なやり方が変わっていない。

消防団員の減少により一人あたりの負担が多くなっているのでもっと合理的にしていかなければ、ますます負担が増えます。

操法大会がある

これについては消防団のポンプ操法大会って必要?操法大会で優勝目指す前に考えることに散々書きましたのでそちらをお読みください。

まとめ

今回、消防団のメリット、デメリットを上げてみましたが何事もメリットがあるから、やるとかやらないではないと思います。

 

なぜなら消防団に入っているからといっても偉くもなんともないです。

 

しかし、消防団に入らない人を良く思わない人もいます。

 

そんな人は視野が狭い消防絶対主義者なので、何を言っても理解されることがありませんから相手にしているだけ時間の無駄です。

 

消防団だけが地域貢献ではないです。

 

地域のスポーツ少年団のコーチや学習塾、英会話教室、エコ活動など上げ始めたらきりがないくらいたくさんあります。

 

ボランティアで小学生対象の習い事の指導をしている人の中には、クラス別、学年別で毎日のように活動している人もいます。

 

消防団はもともと地域にあるものですから、なにかしら地域貢献をと思うなら一番身近で始めやすいボランティア活動ではないでしょうか。

全国の消防団の中には、戦前の軍隊バリのところもあるみたいですが、すべてがそうではないはずです。

長々と書きましたがネットの情報ばかりを鵜の見せずに自分の目で確かめて消防団に入団したならメリットを活かすのはあなたのスキル次第です。

https://blog.with2.net/link/?1994466