消防団に入らない理由は操法、お酒、女遊びが原因?

消防団

田舎になればなるほど、消防団の勧誘に行っても断られてばかりで、団員確保が年々厳しくなってきていますね。

若者が消防団に入らない理由って何でしょう?

操法の練習が過酷?お酒の席が多い?女遊びをしている?それらも理由の一つではあると思います。

悪事は千里を走る!

操法大会の練習が辛かったり、お酒の席が詰まらなかったり、旅行で女遊びがあったりって、実感するのは入団してからじゃないですか?

それがSNSが普及した今では隠し切れなくなってきていると思います。

もちろん町内の噂や入団している同世代から聞いたりして嫌厭される場合もあります。

もし今の私が消防団に勧誘されたら断りますよ!休日に消防の行事が重なればめんどくさいですもん。

 

他のボランティアと比べてみる

災害発生後、困ったときにボランティアが片付けを手伝いに来てくれたりしますが、このようなボランティアチームは人が大勢集まり、ブームと化してます。

イベントボランティアは運営会社の指揮の元にイベントを陰で支えてくれ、これも大勢人が集まります。

消防もボランティアなのになぜこんなにも差があるのか?

国からの補償や、装備は圧倒的に消防のほうが優遇されています。

しかし、消防には人が集まらない…

なぜ?

消防団は地域から生命、財産を守るためのボランティアで火災時には消防職員のサポートをする重要な役割があるのになぜ人が集まらないのでしょうか。

 

操法は退団や幽霊団員になる理由で入団拒否の理由ではない

もちろん、噂やSNSをみて操法ってなんかやだなと思って入団を拒否する人もいると思います。しかし、それってごく一部だと思うんです。

操法大会を辞めてほしいと願う(私も含めてですが)分団員たちは、勧誘したときに相手が、それを理由にして入団を断っていないことはわかっています。

私の地域だけでなく近隣の市町村で操法を熱心に取り組んだ挙句、活動団員が激減した分団がいくつもあります。

操法大会に熱中すると団員が減る傾向

激減した分団のほとんどが操法大会に上位入賞するために、数か月にわたり早朝、夜に練習を行っていました。

私の周りではだいたい5年おきに上位入賞分団が入れ替わります。

なぜなら、操法大会に上位入賞を目指し、過酷な練習を行い過ぎて消防の活動をしなくなる分団員が増えるからです。

上位入賞分団の特徴として団員数が非常に多く、練習場所が容易に確保ができる地域です。

そして分団長をはじめ幹部クラスが操法に熱心になることに疑問を持たない思考停止が多い。

操法による負のルーティーン

幹部クラスは操法に出ないので、選手の苦労は当たり前と思っていて、若手を部活の強豪校並みに鍛えようとします。

選手を好きでやっている若手は、操法に夢中になり上手になるけど、いやいややってる選手は上達が遅いのでしごかれる。

操法に夢中な選手は幹部がホメる。

さらにやる気になる。

どんどん上達するからドンドン細かなところまで指導していく。

・・・・・

嫌いな選手は上達が遅い。

上手な選手と差が開く。

さらにしごかれ練習時間が伸びる。

さらにイヤになる。

負のルーティーンに入り、抜け出せなくなる・・・乙

数年後に幹部が退団。

新幹部と歳が近くなる。

あまり怖くない。

消防の活動に少しずつでなくなる。

新入分団員はそれをみて、自分も出なくなる。

 

私の知っている上位入賞分団の末路はだいたいこんな感じです。

 

そもそも入団者が体育会系の人間ばかりでないのに、みんなが体育会系のノリでいけると思い込んでいる幹部たちがいる分団は、操法に力を入れたがります。

 

目的外の活動や求められるものが多すぎる

消防団の本来の目的が地域住民の生命、財産を災害から守ることにありますが、消防団はその道のプロではありません。

消防団は後方支援ができるぐらいです。

もちろん、消火訓練はしますが、火災時に建物の中に入って消火活動が、できるような装備も知識もありません。

あくまで、補助でありマンパワーでしかありません。

しかし、最近では高価な資機材が配備されたり、多種多様な訓練、活動アピールの場への出席要請など、求められるものが多くなってきています。

各地域で災害の発生リスクが異なりますのが、幅広く対応することが求められ、とてもボランティアの活動内とは思えないほどです。

ロレンツォからすると副業ですか?ってくらい多いです。

 

火災、水害、地震、遭難、行方不明など、活動要請は幅広くあり、それには知識、技術、体力、判断力などが求められます。

しかし、こんなにも幅広い活動範囲に対応するスキルを身に付けるには、相当な時間を犠牲にしなければなりません。

それに加え不必要な行事への参加もあれば尚更時間がなくなります。

 

これほど、求められるものが多くなると地域に為にと思っていても、二の足を踏んでしまいますよね。

 

PRや勧誘活動が下手すぎる

ポスターを張って勧誘は該当地域の分団員任せのところがほとんどだと思います。

昔のように熱意だけでは入団してくれる人はなかなかいません。

マーケティングやブランディングの知識が少しある人ならわかりますよね。

そんな古典的な方法が通用するわけないじゃないですか。

出初式や総合演習をお祭りのようにしても消防団に憧れるのは小学生ぐらいまでです。

体質が古すぎるのも問題

昭和の男尊女卑のような考えが寝強く残る消防団上層部やOBの高齢者がはびこっていては、改善できるものも改善できません。

男女平等が盛んに叫ばれ、共働きの核家族が多数を占めるようになっているのに、つい最近まで男性のみの閉鎖的な活動組織のイメージがいいわけありません。

老害が老害であるうちは負のルーティーンから抜け出せないのかもしれません。

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