みなさんこんにちはロレンツォです。
高騰を続けいていたSR400の値下がりが加速し始めましたね。
値下げ幅が一番大きいのはファイナルではないでしょうか?
以前のブログにも書きましたが、ファイナルは販売台数が7,000台と桁違いの台数だったこともあり、感染症終息と車検にともない手放す人もかなりいるため在庫が多くなってきています。
去年までは100万近い値付けがされていた最終型も今や70万強まで大幅に値下がりしていますし、ファイナルエディションリミテッドにおいては一時は200万の高値がついていましたが、今では140前後にまで値下がりしました。
中古バイクサイトの平均は70万強になっていますが、それは一部のフルカスタム車両やファイナルエディションリミテッドの高額車両も含めた平均なので間違わないようにしましょうね。
SR400の型式別の相場はいくらぐらい?
いくら値下がりしたと言っても型式ごとに相場は多少違うので、2023年3月現在の相場目安を書いておきます。
フルカスタム車両などの高額車両は相場から除外します。
SR400 1型~2型の相場
1978年から数年間の初期型はプレミアがついてる車両もありますが、2000年までの2型の相場は35万円~40万円後半です。カスタムブームで車両状態が悪いものも多いので現物確認は必須になってきます。特に走行距離が不明な車両がほとんどですので修理前提で購入しましょう。
SR400 3型の相場
2001年~2008年までのキャブ車最終の相場は40万前半~50万円後半です。
1型~3型のキャブ車の相場は昨年より10万円前後下がってきています。特に走行距離が20,000キロ以内の車両が値下がりしたことにより全体的に値が下がってます。
冬は相場が下がりやすいですが、それ以上の下げ幅になっています。
とくにアニバーサリーエディションのプレミア値が無くなってきています。
キックスタートオンリーのキャブ車は普通のバイク好き程度では購入しないので、ブームに乗って買ってみたものの手に負えなくて手放す人が増えているため、オークションでも高値がつかなくなっています。
特に3型はイモビライザー付きになり、中古車でマスターキーが無い車両が嫌厭されて値下げに拍車をかけています。
SR400 4型の相場
2010年~2017年のFI車の相場は50万~60万円台に下がって来てます。
SRはやっぱりキャブ車でしょ!っていう人も多くいますが、のんびり扱いやすいSRが好きな人にとってはFI車はおすすめですよね。キックでの始動性がよく年式も新しいことから故障の少ないので、初めての一台にはやっぱりFI車がベストマッチかもしれません。
まだまだ程度の良いノーマル車が数多くあり、キャニスター付きの5型より値段も安く人気がありますが、感染症が流行したあとにブームで購入した人が多く、感染症終息で車検切れと重なり手放す人が増えてきているのも4型が多いです。
SR400 5型の相場
2017年に排ガス規制により生産終了となった翌年2018年から何とか排ガス規制をクリアした5型が登場。
2018年~2021年までの短期間ですが、販売が継続された5型の相場は幅広く、55万円~80万円になってます。
ファイナルエディションなどの最終記念モデルは80万円~140万円と高額ですが、一時期の最高200万などの価格帯はなくなりました。
ファイナルエディションは6000台、リミテッドは1000台と桁違いな台数が売れたため、今後は中古車市場に多く出回ってくると予想されます。
転売目的等で購入した人も多く、一時期はプレミア価格で取引された最終ファイナルエディションですが、いままで年間1000台強の販売台数でさえキックスタートオンリーのSR400は、初回車検時に手放す人が多くいたので、バイクブーム+最終モデルのプレミア感で購入した人が多いため、初回車検が来る2024年以降には大量に出回ってきます。
感染症まん延とバイクブームでSR400を買う人は新しい年式を購入した人が多かったため2019年~2021年が需要のピークで中古バイクの車検期間が2年なので、ちょうど2023年の今年からSR400の5型も中古市場に多く流れ込んでくると思われます。
需要は冷め初め、ブームに乗ってバイクを買った人が車検を迎えるのが2023年ですので、SR400に限らず中古相場落ち着いていくと思われます。
バイク業界だけでなく全体的に言えることは、燃料価格高騰で物価上昇の昨今バイクを維持する余裕がなくなってきた人も多くいます。
SR500の相場
SR500は相場が落ち着き始めた感があるかなぁ程度です。
なんせもともと台数が少ない車両ですので相場を把握するのが難しいです。
とは言ってもカスタム車両や初期型以外はわりと下がってきているように思います。
希少価値のSR500ですが、最終モデルの2000年から23年経過してますし程度が良い状態の車両はそもそも出てきません。
SR400と共有してる部分が多いSR500ですが、生産終了から20年以上で年間販売台数も1000台以下と少なかったため、部品がなくなってきています。
SR400とSR500を分けるクランクなんかは廃版で手に入りません。構造上クランクシャフトの摩耗や偏心がしやすいSRは、部品がなくなってきているので廃版部品を探せるバイク屋さんと付き合いがない人だと壊れたら廃車にするしかありません。
バイクブームと言ってもほとんどの人は400㏄までの普通自動二輪免許なのです。免許取り立てのビギナーが手を出すバイクではないのがSR500です。
中古台数が少ない代わりに需要も極小ですので今後も徐々にですが下がってくると思います。
相場としては80万円前後です。
ネットで買っても近所にバイク屋では直せないSR500を買う勇気のある人はなかなかいませんよね。
全体的な相場と今後の予想
2022年後半から感染症終息に伴いバイクブームも落ち着き始めてきた感がでてきました。
一部の人気車種はまだまだ高値安定ですが、ごく一部です。
SR400の全体相場の動向
全体的にピーク時に比べると5万円~10万円ほど値下がりが始まりました。
5型に関しては10万~20万円ぐらいは下がってきます。
4型まではこれからもじわじわ値下がりしていくのではないでしょうか。
5型の値下がりについてはプレミア価格がなくなり平均65万円前後になってくると思います。ピークが高過ぎた分だけ値下がり幅も大きくなるのは販売台数が異常だったことにも起因します。
6000台売れたわけですから今後ゴロゴロと中古市場に流れて来る5型SR400は予想以上の値崩れになるかもしれませんね。
春になって多少の需要高になるかもしれませんが、手放す人も多くなるのでそこまで値上がりはしないと思います。
一次的な奇跡のバイクブームのしわ寄せは必ずどこかでやってくるはずですからね。
相場内で状態の良いバイクがあれば買うのもいいと思います。
中古バイク全体の今後の予想
半導体不足が落ち着くまでは、人気車種に関して言えば転売目的で需要過多のために新古車が高値安定は続きそうです。
まだまだ、高値傾向の人気バイクですが全体的には球数が余り初めてきています。
現行モデルなら新車を待つのが正解ですが、廃版なら様子見が吉かもしれません。
みなさん慌ててバイク屋の売り文句に騙されて買わないようにしてくださいね。
高価買取をして余剰在庫を高値で買わされるかもしれません。
セールスマンからSR400やCB1100などはブームが去って中古が多くなっても安くなることはなく、新車が手に入らないので中古市場の程度の良いのから売れていくので、多少高くても早く買わないと手に入らないなんて言われていませんか?
また、大手バイク屋で大型バイクを強引にすすめてきませんか?
バイクの乗り手の目的も聞かずに大型がいいですよ!なんて言うセールスにあったことありませんか?
ツーリングは大型がいいとか、遠出で200㎞走る時は大型がいいとか、そんなに遠出する気もないのにみんなが長距離ツーリングする前提で話しを進めてきたりしてませんか?
なぜゴリ押しするか?大型バイクのほうが利益率が高いからゴイゴイ進めるんですよ…
理由は簡単で冬時期でも例年に比べ販売が減って来てるんです。買取は多いのに売れない。台数が売れなければ利益率確保に走ったセールスマンが出てきてます。
ロレンツォはいろんなお店にバイクを物色しに行っていますが、去年までは排気量問わずに目的に合わせ車両紹介をしてきましたが、大手バイク屋では先月ごろから大型車両のゴリ押し感がハンパなくなってきています。
大型店は特に在庫が余りはじめ、買い手が付きにくくなってきてます。
中型でも昨今大ブームとなったレブル250は中古車で溢れかえっています。あれだけ高騰したのに今や軒並み過剰在庫で下落の一途をたどってます。Goobike在庫で1500台以上あり去年の平均価格が70万以上だった価格も50万近くに下がってきてます。
レブル250でこれだけ値下がりしてきているので他の車種も新車がある車種は値下がりが強くなってきて当然です。
絶版車はまだまだ高値傾向です。
特に80年代前後のバイクは値下がりすることは、ほぼほぼないと予想されます。
2000年以降のバイクは排気量に関係なく値下がりはしますが底値になるのはまだ先ですにで、買い増し希望なら待ちでいいと思います。
旧車は状態と価格のバランスがあっていれば買ってもいいと思います。しかし、買い増しではなく手元にバイクが無い人でこれからの時期に向けて購入したい人に限ります。
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