【消防団活動】春の火災予防運動の必要性。意味あるの?

消防団

全国の熱烈消防団員のみなさまお疲れ様です!

火災予防運動が春と秋の年2回に1週間行われます。

火災予防運動で1週間もカンカンと警笛をならして地域を回りますが、住民の方からはウルサイと思われている火災予防運動の必要性について書いていこうと思います。

今回は特に春の火災予防運動が意味があるのかと消防団として必要あるのかも踏まえて書きます。

 

結論から言うと火災予防運動はそれほどやる意味(効果)はないです。

 

なぜなら、火災予防運動をしたからと言って火災発生件数が減るというわけではないからです。

火災予防運動をした時としてない時での火災発生率を正確に比べようがありませんが、火災予防運動期間中にも火災は発生しています。

 

ですから火災予防運動の意味は効果としてほぼ皆無と言えます。

火災予防運動の目的

消防団は総務省消防庁の管轄(直属は市町村)ですから何か行事を行うに当たり必ずと言っていいほど「目的」があります。

 

今年の火災予防運動の目的は以下の通りです。

 

1 目的
この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図り、もって火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的とする。

だそうです。

 

この目的を遂行するために重点目標やら重点目標の取組に当たって効果的と考えられる具体的な推進項目などが消防庁長官からお願いが来ています。

全国の消防団員の皆さん消防庁長官のお願いをちゃんときいてますか?

期間中の消防団はどんな活動しているか

では消防団が火災予防運動期間中に具体的に活動しているかというと私の地域では期間中はポンプ車でカンカンと鳴らして巡回をしているだけです。

夕方7時頃からポンプ車に乗って地域を回る毎月の定例巡回時との違いは、朝夕7時にサイレンを鳴らすのと巡回時マイクでしゃべる内容がちょっと変わるだけなんです。

 

消防庁長官からのお願いに対してしている活動といえばこのぐらいです。(消防庁長官さんお力になれなくてスミマセン)

 

火災予防を目的とした活動において効果のほぼ無い活動しかしていないのが現状です。

火災予防運動に消防団は必要ないけど

火災予防の目的とした効果的な活動ができていないのなら消防団は火災予防運動は必要ないですが、この期間は私たちの地域では必要なんです。

本来の春の火災予防運動は3月1日~3月7日なんですが、私の住む地域は3月はまだまだ雪が多く春の火災予防運動で重点目標になる芝火災などがおこらないので、私たちの地域では一月遅れで行います。

 

火災予防運動が必要というより4月に数日間集中して集まることのできる期間が必要です。

 

なぜなら、通常の春の火災運動から一月遅れの4月に一週間の運動期間があることで消防団として必要な活動をこなせるのです。

 

豪雪地帯の消火栓は雪に埋もれても使えるように夏用の低いところと冬用の高いところの2段になっているためそれに合わせてホースの収納箱も冬になると高いところに架けてあります。

 

この箱を夏用の高さに下げたり、自然水利をせき止めてある板を外し土砂払い、ポンプ車のタイヤチェーンを外す作業などが多々あります。

この作業を行うには数日かかるので火災予防運動期間に集中しておこなっています。

ですから私の所属する消防団は4月の火災予防運動の期間が必要になるわけです。

しかも年度始めなので新入団員に水利の場所や巡回ルートを短期間で覚えてもらうのにも役立っています。(ここ数年新入団員はいませんが・・・)

まとめ

いかがでしたか?

春の火災予防運動による効果はないが、昔から役所やお年寄りはこうゆうあまり意味のないことが好きで今も昔からの習慣でつづいているだけのように感じます。

私の所属する分団はこの期間は重要ですが、全国的にみると無くても困らない行事ですね。

 

新入団員のみなさん!消防団とは8割は意味のない行事のオンパレードですが、田舎地方にはなくてならないものなので必要最低限頑張ってください。

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