【一眼カメラ】初心者脱出のための撮影マニュアル 写楽1

写真

皆さんこんにちは!ロレンツィオです。

オートモードでの撮影は撮りたいものに集中でき、あれこれとカメラの設定をいじっていてシャッターチャンスを逃すことも少なくできて非常に便利です。

オートモードでの撮影を否定しませんが、せっかく一眼カメラを買ったんですから自分の思ったように背景をがっつりボカしたり、夜景をキレイに撮ったりできたら写真を撮るのがもっと楽しくなると思いませんか?

設定を一つ変えると写真は結構変わります。一つ一つなるべくわかりやすく説明していきますのでチャレンジしてみましょう。

一眼カメラを買ったけど使い方がわからない超初心者のひよこカメラマンでも、最初はフルオートモードで基本をマスターして最終的にマニュアルで撮影ができるように連載していきます。

題して

~ 【写楽】 road to amazing photo ~ 

題名は大げさですがゆるーく行きます(笑)それでは始りはじりー!

被写体をフレーム内に入れて撮れるようになろう

バカにしてるのか!!って怒られそうですが構図の第一歩はこれです。

写真は構図が重要で構図が良ければ何を撮りたかったか伝わります。写真の基本の基は撮りたい物が入ってる『構図』ですし、写真の極意は誰もが心を奪われる『構図』です。

インスタグラムなどのSNSで大量のいいねが付く人っていますよね。最近は撮った写真をものすごく加工してることが多いですが、基本的にはいいねの付く人は構図がものすごく上手なんです。

構図ってすごく大事で いい写真=いい構図 なわけで背景をボカしたり、流し撮り、明るさや色味、明暗を付けるのはすべていい構図にするためです。

でも、いきなり構図って聞くと難しく聞こえませんか?ロレンツィオが写真を始めたときは構図って言葉を聞くだけで頭がパンクしてました。

ですからこのブログではなるべくわかりやすい言葉に置き換えて書いていきます。話がそれましたが、すべてがいい構図にするために覚えてほしいことだと思って読んでいってください。

それでは話を戻します。

自分が写したい物がちゃんと写っていることを目標にしてたくさん写真を撮りましょう。

まず下の2枚の写真を見て下さい。これはロレンツィオが写真を始めた頃に家の中にキツツキが侵入してきたのを撮影した写真です。

 

1枚目の写真にはキツツキは写っていません。今回のテーマの【撮りたい物】が写っていませんよね。これはシャッターを押す直前にキツツキが飛んで移動したために失敗した写真になりました。

2枚目の写真はどうでしょうか。ピントがイマイチですが撮りたい物がちゃんと写っています。

それでは次です。

 

この写真は顔が切れて体しか写っていませんよね。人物の写真で顔がわからなくてこれ誰の写真?ってなってしまいます。

2人とも顔が切れてしまうことはそうそうにはありませんが、どちらかを意識しすぎて1人しか写っていないことはありますし、人数が多くなればなるほど誰かが写っていないことがあります。

動きの速いものや子供を撮るときは注意しましょう。

伝えたいことがわかる

それでは次の写真を見てみましょう。

TDRでピアノを弾く人を撮った写真です。2枚とも撮りたいものが入っていますが、1枚は顔が隠れてますし、何をしているかも分かりません。

もう一枚はどうでしょうか、ちゃんとピアノを弾く人が写っています。この写真からは楽しくピアノを弾く人を撮りたかったことが伝わりますよね。

あなたの写真にとって大切なことは?

なぜこんなにも当たり前のことを書いているか。

それは写真を始めたばかりの人が良い写真を撮りたいためにいろんなテクニックを調べて頭でっかちになり、シャッターを押すまでに時間がかかり過ぎてせっかくのシャッターチャンスを逃しまくるなんてことがよくあるからです。

カメラの水平垂直やフォーカスがきちんと合っている、手ぶれはしていない、ノイズが少なく画質もキレイ、周辺までよく解像してるいる写真が撮れても、あなたの撮りたい物や撮った写真で表現したいことが伝わらなければ、それはカメラやレンズの性能テストになってしまいます。

下の写真を見てください。

この写真は冬の雪山にスノーシューナイトツアーに行って知人を撮影した写真です。(スマホでは画面が暗くて分かりづらくてすみません)

この時は、まだ知識も機材も乏しい時に撮影したもので、ノイズも多くピントも甘いし、シャッタースピードが遅いのでブレています。

しかし、A4サイズにプリントした写真を知人にあげたところ、非常に喜んでくれて今でも家に飾って来客に見せているそうです。

どんなに下手な写真でも知人はとても気に入ってくれてます。知人はこの時のスノーシューナイトツアーが思い出になっていて、今でも会う度にこの写真の話をしてくれます。

月明かりの下で肉眼でもなんとか見えるぐらいの暗い状況でしたから、撮れるか撮れないかわからないなかでチャレンジしました。

あれこれ考え過ぎていたらシャッターチャンスを逃していたと思います。

月と知人が入っていることが最低条件ですし、何より写っている本人が喜んでくれてるのです。

もちろん、この時に広角の明るい単焦点レンズがあればもっと良い写真になったかもしれません。

ブレやノイズなど、全てを気にしてシャッターチャンスをモノにできることに越したことはないです。

しかし、まずは撮ってあることが重要で些細なことに気を遣い過ぎてシャッターチャンスを逃しては本末転倒ではないでしょうか?

ですから始めのうちは撮りたいものを確実にフレームに入れて写せるようになるまでは、あまりアレコレ考えないで撮りたい物をフレームにしっかり入れて撮っていきましょう!

撮った写真を時間を開けてから見てみよう

撮った写真を後で見直してみると客観視できるので、写真を撮っている時は気がつかなったことがわかることがよくあります。

また、ほかの人に見てもらってもいいでしょう。あなたがどんな思いでシャッターを切ったか、その写真を見てもらって伝われば良い写真です。

撮りたいものがフレームの中にどう入っているか、自分の思ったように入っているか改めてみるとそこから被写体の入れ方がわかってきますので、ぜひ見直す機会を作ってください。

まとめ

いかがでしたか?

  • 撮りたいもの(被写体)を確実に写そう
  • 何を撮りたかったか伝わるように写そう
  • 写真は撮ってあることが最優先なので、小手先のテクニックなど、あれこれ考えずにシャッターチャンスをものにしよう

ザックリですとこんな感じです。

一眼カメラを買っても写真の基本を忘れてしまっては良い写真は撮れません。

今回は自分に言い聞かせるためにも書きましたが、あっと驚くような写真を撮る人などは基本をしっかりと押さえてあります。

まずは基本をしっかり押さえて撮影できるようにしていきましょう。

次回は(仮)【いらないものをじゃんじゃん切ろう】です。おたのしみに~!

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