【超簡単】一眼カメラのマニュアル撮影の仕方!!風景写真編

みなさんこんにちは

筋トレと写真をこよなく愛すロレンツィオです。

一眼カメラで撮影するときマニュアル撮影をしてみたいけど、設定の仕方がわからなくて踏み切れない人向けに超簡単にできる方法を書いていきます。

カメラ設定の三大要素はISO感度・絞り・シャッタースピードですよね。

この3つを調整して撮影しますが、撮影対象によって変わるので、今回は景色や静止している人、モノを撮影するときの設定する順番と各要素の目安を書いていきます。

ISO感度

ISO感度は100が一番画質がいいので、日中の野外で撮影するときは基本ISO感度100でいいです。

このあとに絞りとシャッタースピードを決めてそれでも写真が暗い場合に上げていけばいいのです。

晴れているときはISO感度100、曇りはISO感度200~400を目安に始めるといいと思います。

絞り値

レンズによって解放絞り値(F値)が変わっていきます。

F値が小さければピントが合っている範囲(ピントを合わせたい物の前後の距離)が少なく、一眼カメラらしいボケ感がでます。

しかし、野外で風景写真を撮影したいときにF値を小さくすると、写真のピントを合わせたとこ以外が大きくボケてしまうので、F値の目安としてはF6.3~F11ぐらいにすると全体にピントが合ってきます。

↓はF8.0で撮った写真です。ちょっとシャッタースピードを遅くし過ぎて少し奥の景色が、ブレてしまってますがこのように風景の場合は全体的にピントが合うように設定します。

  

次に石などのカリカリしたモノもF値を絞って撮影すると石らしい雰囲気がでます。こんな感じ↓

 

自然石のカリカリゴリゴリ感の造形が伝わってきますよね。

 

前ボケや後ろボケを使い撮影したい時でもF値を小さくし過ぎるとボケ過ぎてしまいますので、最低でもF4.0以上にしましょう。

↓の写真はF4.0で撮影した写真です。ピントを合わせたい手前の石積みと後ろの鳥居との距離があるのでこれだけボケます。

これ以上F値を小さくするとボケ過ぎて鳥居がわからなくなってしまいます。

もう少し絞ってF5.6ぐらいにしてもよかったかな(汗)

これも↓F4.0で撮った写真です。

 

このようにボカし具合を考えF値を決めていきます。前ボケ・後ろボケを使わないときは、F9~F11を基準にしておくといいです。

シャッタースピード

シャッタースピード決め方は風景写真の場合、写真の明るさを左右する要素になります。

 

 

上の写真3枚ともISO100、F8.0が共通でシャッタースピードが上から1/200・1/400・1/800で撮影してます。

日中野外の晴天、薄曇り、など天候によって変わりますのでまずは1枚撮影してみシャッタースピードの基準を決めて調整してみるといいです。

シャッタースピードがスピードが1/200より遅くなるよう場合に手振れ防止としてISO感度を上げていきます。

手振れ補正機能があるレンズやカメラであれば、私の場合1/50ぐらいまでISO感度を上げずに撮影してしまいます。

注意点としては晴天でも空が多く映るときはシャッタースピードを早めに、日陰の中を撮る場合は遅めにしてテスト撮影をします。

まとめ

いかがでしたか?

基準を作ればだれでもマニュアル撮影が簡単にできるようになります。

風景を前ボケ、後ろボケなしなら、シャッタースピードだけ調整し明るさを決めるだけなので、せっかく一眼カメラをお持ちならぜひチャレンジしてみてください。

【一眼カメラ】写真の撮り方 足し算のお話 ~写楽3~

~写楽 load to amazing fhoto~

みなさんこんにちは!

仕事と写真の割合が2対8のロレンツィオです。

写楽2で【引き算と足し算】と言っておきながら足し算のことに全く触れずに終わってしまいましたので、今回は写真の構図で必要な足し算について書いていきます。

写真の上達に必要なのはとにかく目的意識をもってたくさん撮ることです。そして時間があるときに見返してよくみること。

写楽で書いてあることを実践して1記事読むことに1,000枚くらい撮ったら次の記事に進むようにしていけば必ず上達するはずです。

今回から少しずつですがカメラ用語を使っていきますのでわからない人はグーグル先生に聞いて意味を理解し読み進めていって下さい。

 

写真を撮るうえでメインとなる被写体を主題といい、前回までは主題をいかに強調して撮るかをお話ししました。

主題を強調する写真は撮れるようになったと思いますが、見返してみると何か物足りなさを感じませんか?

写真の構図は多種多様にあり、いらないものをバッサバッサ切って撮る撮り方はその手法の中の一つにすぎません。

ですから、今までの写楽で書いた通りに練習で撮った写真を見返すと同じような写真になってしまうのは仕方ありません。

まずは基本をしっかり押さえなければ写真の上達はありえませんから。

しかし、今回の足し算の仕方を覚えると写真の構図のレパートリーが無限に広がります。

足し算とは副題をいれること

これからがやっと本題の足し算の仕方です。

副題とはメインの被写体(主題)の脇役のことです。

桜の花見に行って桜の写真を撮るときに桜を強調した写真ばかりでは面白くありませんから、もう一つなにか被写体を入れて撮ろうとしたときに何を入れるかになります。

副題でよく使われるのは場所(どこで)がわかるもので、たとえばお城と桜、桜並木と楽しそうに歩いている親子などです。

副題は自分が撮りたい被写体に情景などをプラスすることで主題を引き立たせてくれます。

 

上の写真は主題がお城で副題が桜です。

桜がなければ、よくあるライトアップされたお城の写真ですが、桜があると一味違った写真になります。

主題と副題を明確にしよう

主題と副題をどのように配置するかで主題と副題が逆転してしまうことがあります。

子供の入学式でよく見かけるのが、入学式と書かれた大きな看板の横で記念写真を撮るときに看板の真横に立って撮影している人がいます。

ほとんどの場合、子供より看板のほうが大きいので並んで撮ると看板に目が行ってしまいます。

これでは主題が看板で副題が子供になってしまい主題と副題の逆転がおきてしまいます。

子供を主題にするためにはどうすればいいでしょう。

子供より看板のほうが大抵は大きいですから、ファインダーから見たときに看板と子供が同程度か、子供のほうが大きくなるくらいにする方法として

  1. 子供の立ち位置を看板より前にする。
  2. 子供を看板の少し前に立たせてカメラを低い位置から構える。
  3. 望遠レンズで入学式の文字を少しボカす。

などで、子供のほうが強調されて主題が子供になります。

 

まとめ

いかがでしたか?

このように副題としての被写体を一つ足し算することで写真がガラッと変わり撮影する幅に広がりがでます。

今回の記事を参考にして副題を意識した写真たくさん撮ってみてください。

注意点としては副題をたくさん入れようとしないことです。副題が多いと被写体の配置や撮影者の立ち位置などが複雑になり、結局平凡な写真の連発になります。

ですから、まずは副題を一つ程度にして主題と副題の関係を考えながら構図を決めてください。

それでは楽しいカメラライフを送れるよう頑張ってください。


 

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【入園、入学式の子供の撮影術】思い出に残る写真の撮り方

卒業式を終えたお父さんお母さん記念写真はうまく撮れましたか?

子供の卒業の記念を写真に残そうと、頑張って一眼カメラを買って撮影に挑んでみたものの、なかなかいい写真が撮れなかった人も多いと思います。

そこで今回は卒業式はうまく行かなかった人が入学式で良い写真が撮れるためのポイントを書きます。

入学の記念は前日の夜から始まっている

入学式前日は準備で大忙しかも知れませんが、新しい教科書やランドセルは使い始める前にしか撮れません。

新しいランドセルを背負ってはしゃぐ子供の表情、期待に胸を膨らませているところや前日で緊張している表情を撮っておくのもいいと思います。

当日の朝は親子でリラックス

当日の朝は準備でバタバタしたりして笑顔を忘れてしまいます。

また、親が緊張していると子供にもその緊張が伝わります。朝は余裕をもって準備を終えるようにしましょう。

親が楽しそうなら子供も笑顔になりますから笑顔で子供をほめてあげましょう。

みんなで楽しみながら準備をしているところはシャッターチャンスです。

出発前に家族の集合写真を撮るのも忘れずに!

登校中の写真はほどほどに

登校中に記念写真を撮ることに夢中になり過ぎて遅刻ギリギリなんてことにならならように登校中はほどほどに!

写真は帰り道で撮れますので撮影場所の下見程度にして子供との楽しい初登校を満喫しましょう。

学校についたら周りの親にも配慮しましょう

子供の写真を撮りたいのはあなただけではありません。撮影に夢中になり過ぎて、まわりが見えないなんてことにならないように注意してください。

入学式の看板の前は大変込み合いますので、帰るときの人が減ってきてからのほうが落ち着いて撮影できます。また、逆光になっている場合はストロボを使うと子供の顔に影ができにくくなります。

子供を看板の少し前に立たせると子供が遠近法により協調されていい写真になりやすい。

入退場シーンは望遠レンズで

望遠レンズは背景が大きくボケるのが特徴ですから、子供にピントを合わせて背景をボカすことで子供が協調された素敵な写真になります。

また、遠くから撮ることで子供が写真を撮られていることに気が付きにくいので自然な表情を撮ることができます。

式場でおススメの保護者席はどこか?

式場に行くと子供の近くに座りたくなりますが、写真を撮るなら一番後ろの通路側が特等席です。

なぜなら、式典中は後ろ姿がほとんどですし、ゴチャゴチャしているのでいい写真をとるのは不可能に近いです。

ですから、入退場の時に写真を撮りやすい一番後ろの通路側で、できれば体育館の入り口側のほうが前の子供とかぶりにくいのでおススメです。

撮り方のポイントあれこれ

写真を撮るときに子供を真ん中にしがちですが、左右どちらかにズラして背景を入れることで入学式の雰囲気がよりわかりやすくなります。

写真を撮られなれてないと表情が硬くなりやすいので、カメラを構えているときは会話をしながら撮るようにすると自然な表情を写せます。

 

アングルにも気を付けましょう。子供は身長が低いのでカメラを立ったまま構えると、どうしても背景が地面ばかりになりやすいです。

ですから、子供の目線や腰の高さぐらいにカメラを構えることで背景が入りどこで撮ったものかわかるようになります。特に桜の木の近くではローアングルで撮るといい写真になります。

まとめ

いかがでしたか?

いい写真を撮るには子供の笑顔が一番ですが、上記にあげたポイントを抑えるだけでさらにいい思い出になる写真が撮れると思います。

お母さん、お父さんの笑顔や感極まった表情も思い出の一枚になります。

子供の晴れ舞台を記念に残せるよう頑張ってください。

みなさんが最高の一枚が撮れることを祈ってます。

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【一眼カメラ】写真の撮り方 引き算と足し算のお話 ~写楽2~

~写楽 load to amazing fhoto~

みなさんこんにちは、最近若作りのために筋トレを始めたロレンツィオです。

前回の記事では撮りたい物をフレームに入れる大切さについて書きました。撮りたい物がしっかり写真の中に納まるように意識して写真を撮るだけで失敗写真が減り印象が変わったと思います。

ただこれだけでは毎回、同じような写真になりがちですよね?

新しいカメラを買って写真を撮り始めたころは撮影が楽しくてカメラを持ち出す機会が多くなりますが、撮った写真を家で見返すと毎回、同じような写真ばかりで撮影意欲が薄れてしまう人もいます。

私も一眼レフカメラを買った最初の頃はよく写真を撮っていましたが、毎回同じような写真に飽きてしまったことがあります。

今回はそんな人のために撮りたい物を強調する方法について書いていきます。

撮りたい物(被写体)を強調する方法としてカメラのブログや写真撮影のマニュアル本を読むと引き算が大事です!と書かれています。

引き算とはなにか?

 

ロレンツィオ
ロレンツィオ

寝顔がかわいい猫の写真を撮ったんだよね

友人
友人

マジで?見せてよ!

ロレンツィオ
ロレンツィオ

いいよ!

ロレンツィオ
ロレンツィオ

かわいい寝顔でしょ?

友人
友人

顔が小さすぎてよくわからん

被写体のネコはちゃんと写ってますが、これではネコの表情がよくわかりませんよね。

かわいい寝顔を撮りたければ被写体はネコの顔になりますから、余分なものは写さないほうが撮影した人の意図が伝わります。

 

いかがですか?違うネコの写真ですが周りの風景を切って写真の枠いっぱいをネコの顔にすると寝顔のかわいさが伝わってきますよね。これが基本的な引き算です。

引き算をする前に主役を明確にしよう

最初のうちは撮りたい被写体は一つにしましょう。

特に街中でのスナップ撮影は被写体になるものがたくさんあるので、よく考えて被写体を決めないと、後で見返したときに何を被写体にしたかわからない、なんてことになります。

なぜなら撮りたい被写体の数が多いと、複数の被写体のバランスを上手に組み合わせて撮らないとゴチャゴチャして、あとから見返したときに何を撮りたかったかわからない写真になるからです。

ですからはじめのうちは被写体を一つに絞ることが大切です。

被写体が決まってから引き算を始めていきます。

何を引いていくか

被写体を強調したいからと言って何でもかんでも引いていっては面白みに欠けます。ですから引き算をするにも引く順番があります。

被写体の印象を弱めるものを引く

自分の撮りたい被写体の印象が弱くなってしまうものから引いていきます。

では、被写体の印象を弱くするものとは何でしょう。

  1. 被写体よりもインパクトの強いもの
  2. 被写体より明るい
  3. 被写体よりも大きいもの
  4. 被写体よりも手前にあるもの

被写体よりもインパクトの強いもの

例えば、自分の車の写真を撮ろうとしたとき、近くにフェラーリマイバッハがフレーム内に入っていたら、写真を見る人はあなたの車ではなくフェラーリに目がいってしまいますよね。アイドルの写真でもあなたの撮りたい被写体より人気のあるアイドルがフレームにいたらそちらに目がいきます。

2.被写体より明るい
3.被写体よりも大きいもの
4.被写体よりも手前にあるもの

は人の目が無意識に最初に見てしまうものです。

写真を見たときに一番最初に見てほしいのは、あなたが撮りたいと思った被写体ですよね。ですから被写体の印象を弱めるものをまず最初に引きましょう。

いらないもの

いらないものと簡単に言っても、いるいらないをハッキリと区別するの難しいとですよね。丁度いい写真があったので見てみましょう。

1枚目の写真の手前にある書類はこの写真の雰囲気を壊してしまうのでいりませんよね。手前の書類をボケさせて印象を薄くしようとしましたが、パソコンで作った書類ということがわかってしまっています。

これが筆で書かれたような書類なら雰囲気を壊すことはないです。

 

2枚目の写真はどうですか?さきほどの手前の書類を切ってみましたが、右のコンセントプラグがちょっと目立ちませんか?

 

これでスッキリしました。

いらないものとは自分の撮りたい写真の雰囲気を壊したり、邪魔するものと思ってください。写真を撮っているときは気が付かないんですが、写真を見返したときに気付くことが結構あります。

カメラを構えたときに撮りたい物ばかりに気がいきがちですが、いらないものがないかにも気を配りましょう。

どうやって引くか

友人
友人

引き算をするとスッキリした写真になるな。

ロレンツィオ
ロレンツィオ

被写体も協調されるでしょ?

友人
友人

そうだね!

でもさーさっきの写真のコンセントみたいに

写真の外側にあれば切れるけど・・・

友人
友人

外側にない場合は切れない場合はどうするの?

ロレンツィオ
ロレンツィオ

引き算の方法はいろいろあるから

代表的なのを紹介するよ。

最初にパッと思い浮かぶのが上の写真のように、フレームの外に外す方法だと思います。

ほかにはどんな引き方があるか上げていきましょう。

  1. ボカす。
  2. 明暗差をつける。
  3. 邪魔にならなもので隠す。
  4. レタッチで消す。

写真を撮るときに引き算をするにしても毎回都合よくフレームの外側にあるわけではありません。ですから自分が撮りたい写真の雰囲気を壊さないように選んで使いましょう。

ボカす。

一眼カメラでよく使う方法で、初心者でも無意識に使っています。

一番わかりやすいジャンルとしてはポートレート撮影です。人物にピントを合わせて周りの風景は大きくボカしている写真をよく見ませんか?

これは周りの風景がよくわからなくなるぐらいボカすことで、人物を強調さる方法です。人の目はピントが合っているところをよく見ようとします。

話が少しそれますが、人間は人を見るとき目を最初に見るそうでポートレートで瞳にピントを合わせるのは人がポートレート写真を見たときに最初に目が行くところだからです。

明暗差をつける。

先ほど人は明るいところを最初に見ると話しましたが、これを利用して引きたいものを暗くします。なるべく逆光になる方向を探してみてください。

邪魔にならなもので隠す。

あまり説明しなくても言葉のままなのでわかると思います。邪魔なものを隠すためにいろいろな方向から撮ることを試すと、いつもと違ったアングルで面白い写真になることがあります。

レタッチで消す。

現像ソフトや編集ソフトを使った力技です。

なぜなら、これを多用すると撮影の時に考えなくなるのであまりおすすめしません。撮影ミスのカバーのための編集ありきになると進歩しませんし、編集でどうにかなる写真すら撮ることができなくなります。

しかし、レタッチがダメというわけではありません。自分の意図した構図にどうしても写ってしまうものや、ストロボをカメラから離して使う撮影方法でストロボがフレーム内に入ってしまう時などはレタッチで消すのもいいと思います。

撮影意図が決まっていてレタッチするのはありですが、最初のうちは現像ソフトはカメラの設定では写し出せない色味の調整や、ポートレート写真で肌にあるシミなどを消すぐらいにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は自分が撮りたい被写体の協調する方法を書きました。

  • 被写体を一つに絞る。
  • いらなものを切る。

このたった二つを意識することで被写体からの距離、立ち位置などいろいろ考えるようになります。そして考えて撮ったものが自分の意図している写真になったらおもしろいですよね。

まずはこの二つを意識してどんどん撮りましょう!

それでは楽しいフォトライフを!

【一眼カメラ】初心者脱出のための撮影マニュアル 写楽1

皆さんこんにちは!ロレンツィオです。

オートモードでの撮影は撮りたいものに集中でき、あれこれとカメラの設定をいじっていてシャッターチャンスを逃すことも少なくできて非常に便利です。

オートモードでの撮影を否定しませんが、せっかく一眼カメラを買ったんですから自分の思ったように背景をがっつりボカしたり、夜景をキレイに撮ったりできたら写真を撮るのがもっと楽しくなると思いませんか?

設定を一つ変えると写真は結構変わります。一つ一つなるべくわかりやすく説明していきますのでチャレンジしてみましょう。

一眼カメラを買ったけど使い方がわからない超初心者のひよこカメラマンでも、最初はフルオートモードで基本をマスターして最終的にマニュアルで撮影ができるように連載していきます。

題して

~ 【写楽】 road to amazing photo ~ 

題名は大げさですがゆるーく行きます(笑)それでは始りはじりー!

被写体をフレーム内に入れて撮れるようになろう

バカにしてるのか!!って怒られそうですが構図の第一歩はこれです。

写真は構図が重要で構図が良ければ何を撮りたかったか伝わります。写真の基本の基は撮りたい物が入ってる『構図』ですし、写真の極意は誰もが心を奪われる『構図』です。

インスタグラムなどのSNSで大量のいいねが付く人っていますよね。最近は撮った写真をものすごく加工してることが多いですが、基本的にはいいねの付く人は構図がものすごく上手なんです。

構図ってすごく大事で いい写真=いい構図 なわけで背景をボカしたり、流し撮り、明るさや色味、明暗を付けるのはすべていい構図にするためです。

でも、いきなり構図って聞くと難しく聞こえませんか?ロレンツィオが写真を始めたときは構図って言葉を聞くだけで頭がパンクしてました。

ですからこのブログではなるべくわかりやすい言葉に置き換えて書いていきます。話がそれましたが、すべてがいい構図にするために覚えてほしいことだと思って読んでいってください。

それでは話を戻します。

自分が写したい物がちゃんと写っていることを目標にしてたくさん写真を撮りましょう。

まず下の2枚の写真を見て下さい。これはロレンツィオが写真を始めた頃に家の中にキツツキが侵入してきたのを撮影した写真です。

 

1枚目の写真にはキツツキは写っていません。今回のテーマの【撮りたい物】が写っていませんよね。これはシャッターを押す直前にキツツキが飛んで移動したために失敗した写真になりました。

2枚目の写真はどうでしょうか。ピントがイマイチですが撮りたい物がちゃんと写っています。

それでは次です。

 

この写真は顔が切れて体しか写っていませんよね。人物の写真で顔がわからなくてこれ誰の写真?ってなってしまいます。

2人とも顔が切れてしまうことはそうそうにはありませんが、どちらかを意識しすぎて1人しか写っていないことはありますし、人数が多くなればなるほど誰かが写っていないことがあります。

動きの速いものや子供を撮るときは注意しましょう。

伝えたいことがわかる

それでは次の写真を見てみましょう。

TDRでピアノを弾く人を撮った写真です。2枚とも撮りたいものが入っていますが、1枚は顔が隠れてますし、何をしているかも分かりません。

もう一枚はどうでしょうか、ちゃんとピアノを弾く人が写っています。この写真からは楽しくピアノを弾く人を撮りたかったことが伝わりますよね。

あなたの写真にとって大切なことは?

なぜこんなにも当たり前のことを書いているか。

それは写真を始めたばかりの人が良い写真を撮りたいためにいろんなテクニックを調べて頭でっかちになり、シャッターを押すまでに時間がかかり過ぎてせっかくのシャッターチャンスを逃しまくるなんてことがよくあるからです。

カメラの水平垂直やフォーカスがきちんと合っている、手ぶれはしていない、ノイズが少なく画質もキレイ、周辺までよく解像してるいる写真が撮れても、あなたの撮りたい物や撮った写真で表現したいことが伝わらなければ、それはカメラやレンズの性能テストになってしまいます。

下の写真を見てください。

この写真は冬の雪山にスノーシューナイトツアーに行って知人を撮影した写真です。(スマホでは画面が暗くて分かりづらくてすみません)

この時は、まだ知識も機材も乏しい時に撮影したもので、ノイズも多くピントも甘いし、シャッタースピードが遅いのでブレています。

しかし、A4サイズにプリントした写真を知人にあげたところ、非常に喜んでくれて今でも家に飾って来客に見せているそうです。

どんなに下手な写真でも知人はとても気に入ってくれてます。知人はこの時のスノーシューナイトツアーが思い出になっていて、今でも会う度にこの写真の話をしてくれます。

月明かりの下で肉眼でもなんとか見えるぐらいの暗い状況でしたから、撮れるか撮れないかわからないなかでチャレンジしました。

あれこれ考え過ぎていたらシャッターチャンスを逃していたと思います。

月と知人が入っていることが最低条件ですし、何より写っている本人が喜んでくれてるのです。

もちろん、この時に広角の明るい単焦点レンズがあればもっと良い写真になったかもしれません。

ブレやノイズなど、全てを気にしてシャッターチャンスをモノにできることに越したことはないです。

しかし、まずは撮ってあることが重要で些細なことに気を遣い過ぎてシャッターチャンスを逃しては本末転倒ではないでしょうか?

ですから始めのうちは撮りたいものを確実にフレームに入れて写せるようになるまでは、あまりアレコレ考えないで撮りたい物をフレームにしっかり入れて撮っていきましょう!

撮った写真を時間を開けてから見てみよう

撮った写真を後で見直してみると客観視できるので、写真を撮っている時は気がつかなったことがわかることがよくあります。

また、ほかの人に見てもらってもいいでしょう。あなたがどんな思いでシャッターを切ったか、その写真を見てもらって伝われば良い写真です。

撮りたいものがフレームの中にどう入っているか、自分の思ったように入っているか改めてみるとそこから被写体の入れ方がわかってきますので、ぜひ見直す機会を作ってください。

まとめ

いかがでしたか?

  • 撮りたいもの(被写体)を確実に写そう
  • 何を撮りたかったか伝わるように写そう
  • 写真は撮ってあることが最優先なので、小手先のテクニックなど、あれこれ考えずにシャッターチャンスをものにしよう

ザックリですとこんな感じです。

一眼カメラを買っても写真の基本を忘れてしまっては良い写真は撮れません。

今回は自分に言い聞かせるためにも書きましたが、あっと驚くような写真を撮る人などは基本をしっかりと押さえてあります。

まずは基本をしっかり押さえて撮影できるようにしていきましょう。

次回は(仮)【いらないものをじゃんじゃん切ろう】です。おたのしみに~!

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【一眼カメラ】ボディとレンズどっちが大事?

エントリーモデルの一眼カメラを買い写真を撮り始めるといろいろな知識が入ってきて新しいカメラやレンズが欲しくなりますよね。

しかし、予算の都合上カメラボディかレンズのどっちを買おうか悩む人は多いはずです。

そこで今回はボディかレンズか悩んでいる人のために優先順位のつけ方について書いていきます。

ボディとレンズ、どちらを優先すべきか問題

巷ではよく写真はカメラボディ大事派とレンズ大事派で1000年戦争を繰り広げ語りつくされてますが、実際のところはお互い写真を撮るために必要なことには変わりないです。

役割が違うのでどっちが大事とかは決められないはずで、車で例えるならエンジンが大事かタイヤが大事かで争っているようなものです。

ボディは消耗品、レンズは資産

この言葉も語りつくされていて、製品サイクルの違いでボディの製品サイクルはおおよそ2~4年前後に対してレンズは6~10年前後、長いものは20年以上も新商品が出てないレンズもあります。

製品サイクルを比べると圧倒的にレンズのほうが製品寿命が長いことがわかります。

ですからボディは消耗品、レンズは資産という言葉が成り立ってくるわけです。また、このことから中古市場ではボディよりレンズのほうが価値があるとされています。

ボディよりレンズを買うべきか

「レンズが資産ならレンズを買おう!」と早まらないでください。まずはカメラボディとレンズの役割を明確にし、手持ちの機材で不満な点を改善したい優先順位をつけるとどちらを買うか明確になります。

カメラボディ

  • フォーカスエリア
  • 秒間連射枚数
  • シャッタースピード
  • 記録メディア種類及びスロット数
  • 液晶モニターの可動方式
  • 連続撮影枚数
  • ISO感度

レンズ

  • 画角
  • 手振れ補正
  • 解放絞り値

カメラボディorレンズ

上記で上げたポイントは互いに補える機能ではないです。また、重量やフォーカススピードなどは、カメラボディとレンズ相性などの両方によって変わってきますので除外してあります。

まとめ

いかがでしたか?新しい商品が出るとついつい欲しくなります。しかし予算に限りがある人がほとんどだと思います。

始めたばかりですと欲しいものと必要なものの区別がつけられなくて迷いまうが上記を参考にどちらが必要か考えてみてください。

私の考えはボディより手持ちの画角にない明るめのレンズを購入することをおすすめします。

なぜなら、今のカメラボディは非常に高性能で機能を覚えれば大抵の写真は撮れるようになるからです。

しかし、レンズの明るさや画角は基本性能ですので望遠レンズで広角レンズの写真は撮ることが不可能です。

ですから、まずはカメラボディをいじくり倒して使いこなせるようたくさん写真を撮ることでボディの不満点が良くわかり、買い替えるときに自分に合ったカメラを選べるようになるので、どちらか迷ったらレンズをおすすめしています。

最後に・・・

ただ新しい何かがほしいのならバックなどアクセサリーを検討してみるのもいいでしょう。

写真を撮る動機の向上になればいいと思います。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

【初心者におすすめ】一眼カメラの選び方の基準『ISO感度とは』

【初心者におすすめ】一眼カメラの選び方で注意すべき7つのポイント!で必要な機能や性能を満たしていれば最新機種にこだわる必要はないことをお伝えしました。

カメラの各性能がどのくらいあれば十分なのか?わからないですよね。

ISO感度(イソかんど)と一般的には呼ばれています。
今回はISO感度について説明していきます。

そもそもISO感度とは?

「光に反応する度合い(感度)」のことです。

何に反応するかというと、デジタルカメラなら画像センサー、フィルムカメラならフィルムです。ISO感度の数値を倍にすると光に反応する感度も倍になります。

もともとはフィルムの光の感度を数値化したもので基準は100になります。

コンデジや高級コンデジ、一眼カメラなどでISO感度の最低値が変わってきます。

同じシャッタースピード、絞り値(F値)で暗いところで写真を撮ったときにISO感度の数値が大きと明るい写真に写せます。ですから暗いところで写真を撮るときに非常に便利です。

しかし、なんにでもメリット、デメリットはあります。

メリット、デメリット

メリット

暗いところでも撮影可能

例えば、子供の誕生日にケーキを買ってきて、ローソクにつけた火を消す瞬間を写真に撮ろうとしたとします。この時、ISO感度が100ではローソクの火が、かろうじて写っているだけで子供の顔は真っ黒です。

しかし、感度を上げるとエントリー向け一眼カメラのCMでよく見かける素敵な写真が撮れます。

センサーが光に反応しなければ黒いままなので、光の量が少ない(暗い)ときセンサーの感度を上げていくことで撮影可能になります。

シャッタースピードを上げることができるため、被写体ブレ、手振れ防止になる

コンデジやスマホで写真を撮ったとき、撮りたいものがブレていることがあると思います。これは、シャッターが開いている瞬間に撮りたいもの(特に人物)が動いたり、カメラが動いてしまい写真がブレるわけです。

シャッタースピードを上げて撮ればこのブレを抑えられますが、シャッタースピードを上げると暗いところでは光の量が少なくセンサーが反応できないので、ISO感度を上げることで少ない光でもセンサーが反応でますからシャッタースピードを上げて撮ることができます。

デメリット

ISO感度を上げるとノイズが出てきて画質が悪くなる

ISO感度をあげると、センサーに反応した光を電気信号に変えるとき、無理やり増幅させているので画質が悪くなります。

昔の夜景写真やテレビの夜間の暗いところで撮影された映像はザラザラした感じになっているのを覚えていませんか?光を増幅させると普段わからないノイズも増幅されてしまい画質が悪くなります。

音楽に例えるなら、スピーカーの容量以上に音量を上げて音割れしているのに似ています。

フィルム写真のノイズは味のある感じに見えたりしますが、デジタル写真のノイズは汚いだけです。

ISO感度の設定は必要最小限に抑えたいものです。

常用ISO感度とは

最近の一眼カメラの中にはISO感度が300万ぐらいまで上げられるモデルも出てきていますが、漆黒の闇の中でISO感度を300万まで上げて撮影してもノイズだらけで何となく被写体がわかる程度の写真にしかなりません。

ようは使い物にならない写真しか撮れないということです。

常用ISO感度とはカメラの性能で300万までISO感度を上げられるけど、ノイズが目立たなくて実用的なISO感度はここまでだよってことです。

カメラを選ぶときのISO感度の基準は?

カメラによってISO感度の上限は違い、今では上限100万~300万のものもますが、実際に使える上限値は25600前後ぐらいです。

また、同じISO感度でもカメラのセンサーサイズによってノイズの出やすさが変わってきます。

センサーサイズが大きい程ノイズは目立たなくなります。

ここ数年の機種は、よほど暗い中でない限りはL版や2L版サイズのプリント程度では、ほとんど気になりません。

上の写真はフルサイズセンサーのISO25600で撮影したものですが(容量が大きいためリサイズされているのでシャープさに欠けていますが)実際のデータをA4サイズぐらいにプリントしてもほとんど気にならないレベルです。

ネットにはよく、画像の一部を超拡大して(ポスターサイズぐらい)ISO感度の比較をしたり、ノイズがこんなにも目立ちますなんて書いてありますが、あまり参考にはなりません。(実用プリントサイズではないので)

結論としては10年以内のセンサーサイズAPS-C以上のカメラならISO感度は気にしないでいいです。(笑)

数字でいえば上限25600あればいいでしょう。

まとめ

ISO感度は必要に応じてあげることが大切ですが、画質を気にし過ぎては大事な場面でブレブレの写真を連発してしまいます。

記念写真ではISO感度を上げないことにより、その場のシャッターチャンスを逃したり、ブレた写真を連発したりして撮れていないことの方が問題です。
写真はまず、写っていることが大事なことです。場面によってISO感度は躊躇せずに上げていきましょう。