【初心者におすすめ】一眼カメラの選び方の基準『ISO感度とは』

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【初心者におすすめ】一眼カメラの選び方で注意すべき7つのポイント!で必要な機能や性能を満たしていれば最新機種にこだわる必要はないことをお伝えしました。

カメラの各性能がどのくらいあれば十分なのか?わからないですよね。

ISO感度(イソかんど)と一般的には呼ばれています。
今回はISO感度について説明していきます。

そもそもISO感度とは?

「光に反応する度合い(感度)」のことです。

何に反応するかというと、デジタルカメラなら画像センサー、フィルムカメラならフィルムです。ISO感度の数値を倍にすると光に反応する感度も倍になります。

もともとはフィルムの光の感度を数値化したもので基準は100になります。

コンデジや高級コンデジ、一眼カメラなどでISO感度の最低値が変わってきます。

同じシャッタースピード、絞り値(F値)で暗いところで写真を撮ったときにISO感度の数値が大きと明るい写真に写せます。ですから暗いところで写真を撮るときに非常に便利です。

しかし、なんにでもメリット、デメリットはあります。

メリット、デメリット

メリット

暗いところでも撮影可能

例えば、子供の誕生日にケーキを買ってきて、ローソクにつけた火を消す瞬間を写真に撮ろうとしたとします。この時、ISO感度が100ではローソクの火が、かろうじて写っているだけで子供の顔は真っ黒です。

しかし、感度を上げるとエントリー向け一眼カメラのCMでよく見かける素敵な写真が撮れます。

センサーが光に反応しなければ黒いままなので、光の量が少ない(暗い)ときセンサーの感度を上げていくことで撮影可能になります。

シャッタースピードを上げることができるため、被写体ブレ、手振れ防止になる

コンデジやスマホで写真を撮ったとき、撮りたいものがブレていることがあると思います。これは、シャッターが開いている瞬間に撮りたいもの(特に人物)が動いたり、カメラが動いてしまい写真がブレるわけです。

シャッタースピードを上げて撮ればこのブレを抑えられますが、シャッタースピードを上げると暗いところでは光の量が少なくセンサーが反応できないので、ISO感度を上げることで少ない光でもセンサーが反応でますからシャッタースピードを上げて撮ることができます。

デメリット

ISO感度を上げるとノイズが出てきて画質が悪くなる

ISO感度をあげると、センサーに反応した光を電気信号に変えるとき、無理やり増幅させているので画質が悪くなります。

昔の夜景写真やテレビの夜間の暗いところで撮影された映像はザラザラした感じになっているのを覚えていませんか?光を増幅させると普段わからないノイズも増幅されてしまい画質が悪くなります。

音楽に例えるなら、スピーカーの容量以上に音量を上げて音割れしているのに似ています。

フィルム写真のノイズは味のある感じに見えたりしますが、デジタル写真のノイズは汚いだけです。

ISO感度の設定は必要最小限に抑えたいものです。

常用ISO感度とは

最近の一眼カメラの中にはISO感度が300万ぐらいまで上げられるモデルも出てきていますが、漆黒の闇の中でISO感度を300万まで上げて撮影してもノイズだらけで何となく被写体がわかる程度の写真にしかなりません。

ようは使い物にならない写真しか撮れないということです。

常用ISO感度とはカメラの性能で300万までISO感度を上げられるけど、ノイズが目立たなくて実用的なISO感度はここまでだよってことです。

カメラを選ぶときのISO感度の基準は?

カメラによってISO感度の上限は違い、今では上限100万~300万のものもますが、実際に使える上限値は25600前後ぐらいです。

また、同じISO感度でもカメラのセンサーサイズによってノイズの出やすさが変わってきます。

センサーサイズが大きい程ノイズは目立たなくなります。

ここ数年の機種は、よほど暗い中でない限りはL版や2L版サイズのプリント程度では、ほとんど気になりません。

上の写真はフルサイズセンサーのISO25600で撮影したものですが(容量が大きいためリサイズされているのでシャープさに欠けていますが)実際のデータをA4サイズぐらいにプリントしてもほとんど気にならないレベルです。

ネットにはよく、画像の一部を超拡大して(ポスターサイズぐらい)ISO感度の比較をしたり、ノイズがこんなにも目立ちますなんて書いてありますが、あまり参考にはなりません。(実用プリントサイズではないので)

結論としては10年以内のセンサーサイズAPS-C以上のカメラならISO感度は気にしないでいいです。(笑)

数字でいえば上限25600あればいいでしょう。

まとめ

ISO感度は必要に応じてあげることが大切ですが、画質を気にし過ぎては大事な場面でブレブレの写真を連発してしまいます。

記念写真ではISO感度を上げないことにより、その場のシャッターチャンスを逃したり、ブレた写真を連発したりして撮れていないことの方が問題です。
写真はまず、写っていることが大事なことです。場面によってISO感度は躊躇せずに上げていきましょう。

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